特許
J-GLOBAL ID:200903081722164801

車輪速センサ信号系の故障検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 亀井 弘勝 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-163996
公開番号(公開出願番号):特開平8-026091
出願日: 1994年07月15日
公開日(公表日): 1996年01月30日
要約:
【要約】【構成】車輪速センサ2から、電源線3a、信号線3b及び接地線3cの3つの線が導出され制御回路1に接続されており、信号線3bの電位を基準電位Vref と比較する演算増幅器11aと、接地線3cと接地との間で電流を流すダイオードD1,D2と、ダイオードD1,D2に電流が流れているかいないかを検出するトランジスタTr2とを設け、前記演算増幅器11aが基準電位Vref よりも低い信号線3bの電位を検出したことと、前記トランジスタTr2がダイオードD1,D2に電流が流れていない状態を検出したこととの論理和をとる。【効果】正常時に信号線3bの電位が電源線3aの電位と接地線3cの電位の範囲内で車速に応じて変化しても誤判定することはなく、故障時には、電源線3a、信号線3b及び接地線3cの断線や地絡を検出することができる。
請求項(抜粋):
車輪の回転速度に対応した信号を出力する車輪速センサ(2) と、この車輪速センサ(2) の出力信号が与えられる制御回路(11)とを有する装置において用いられ、前記車輪速センサ(2) には、電源線(3a)、信号線(3b)及び接地線(3c)の3つの線が導出されており、信号線(3b)の電位は電源線(3a)の電位と接地線(3c)の電位との範囲内で車両の速度に応じて二値化信号を出力するものであり、導出された3つの線の終端が前記制御回路(11)に接続されており、前記制御回路(11)に接続された終端において、信号線(3b)の電位を基準電位Vref と比較する電圧比較手段(11a) と、接地線(3c)と接地との間で電流を流す素子(D1,D2,R6)と、素子(D1,D2,R6)に電流が流れているかいないかを検出する電流検出手段(Tr2) とが設けられており、前記基準電位Vref は前記素子(D1,D2,R6)の降下電圧VF ,VR より低く設定されており、前記電圧比較手段(11a) が基準電位Vref よりも低い信号線(3b)の電位を検出したことと、前記電流検出手段(Tr2) が素子(D1,D2,R6)に電流が流れていない状態を検出したこととの論理和をとる論理和手段(11b) が設けられていることを特徴とする車輪速センサ信号系の故障検出装置。

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