特許
J-GLOBAL ID:200903081750022575

均一微細な炭化物組織を有し衝撃靭性に優れた高炭素含有ステンレス鋼帯の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-220522
公開番号(公開出願番号):特開平6-065639
出願日: 1992年08月19日
公開日(公表日): 1994年03月08日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、従来の鋳造方法に比べて均一微細な炭化物組織を有するとともに衝撃靭性にも優れた高炭素含有マルテンサイト系ステンレス鋼の製造方法に関するものである。【構成】 C:0.5〜1.5重量%、Cr:15〜20重量%、Si:1.5重量%以下、Mn:1.0重量%以下、N:0.01〜0.30重量%を含有し、必要に応じてMo:1.5重量%以下、V:1.0重量%以下のうち1種ないし2種を含有するマルテンサイト系ステンレス鋼を液相線〜固相線を50°C/秒以上で冷却し、さらに固相線〜500°Cを2°C/秒以上で冷却することによって、準安定オーステナイト組織とする。この鋼帯に全圧下率20%以上の冷間圧延を行ない、700〜800°Cで10分以上保定することによって、完全に再結晶し優れた衝撃靭性を有する鋼帯の製造が可能となる。
請求項(抜粋):
重量で、C:0.5〜1.5%、Cr:15〜20%、Si:1.5%以下、Mn:1.0%以下、N:0.01〜0.30%を含有するマルテンサイト系ステンレス鋼の溶鋼を液相線温度〜固相線温度の温度範囲を50°C/s以上の冷却速度で鋳造し、その後固相線温度〜500°Cの温度範囲を2°C/s以上で冷却した後、酸洗を施して全圧下率20%以上の冷間圧延を行ない、さらに700°C〜850°Cの温度範囲で10min 以上保定することを特徴とする均一かつ微細な炭化物組織を有し衝撃靭性に優れた高炭素含有マルテンサイト系ステンレス鋼帯の製造方法。
IPC (5件):
C21D 8/02 ,  C22C 33/04 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/18 ,  C22C 38/24

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