特許
J-GLOBAL ID:200903081807635633

強磁性構造材の経年劣化の非破壊測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 興作
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-110407
公開番号(公開出願番号):特開2004-184392
出願日: 2003年04月15日
公開日(公表日): 2004年07月02日
要約:
【課題】小さい磁界強度での非破壊的な測定で、格子欠陥の種類とその量をより詳しく計測し、強磁性構造材の経年劣化をより正確かつ総合的に評価する。【解決手段】強磁性構造材の経年劣化の非破壊測定方法において、評価情報取得工程で、予め、測定対象の強磁性構造材と同種の材料について、引張試験を行った結果に応じて負荷応力σを与えて得た基準ヒステリシス・マイナーループから、物理量の相関関係(例えばHc*と1/χH*との関係)を得る。また測定工程で、測定対象の強磁性構造材について得た測定ヒステリシス・マイナーループから物理量の測定値(例えばHc*,1/χH*)を求める。そして評価工程で、それら測定値と上記物理量の相関関係から強磁性構造材の経年劣化を評価する。各マイナーループは、飽和磁界強度よりも小さい磁界強度の範囲内で、材料に印加する最大磁界を段階的に変化させて強磁性構造材の磁束密度を測定することにより得られた磁界強度と磁束密度との関係から最大磁界ごとに得る。【選択図】 図40
請求項(抜粋):
強磁性構造材の経年劣化を非破壊で定量的に測定する方法において、 あらかじめ、測定対象の強磁性構造材と同種の強磁性材料について、引張試験を行い応力と歪との関係を得て、前記同種の強磁性材料に、前記応力と歪との関係に応じて値を変化させた負荷応力(σ)を与えて測定した基準ヒステリシス・マイナーループから、前記強磁性構造材の経年劣化の評価情報となる物理量の相関関係を得る評価情報取得工程と、 前記測定対象の強磁性構造材について測定にて対象ヒステリシス・マイナーループを得て、前記対象ヒステリシス・マイナーループから、前記物理量の測定値を得る測定工程と、 前記評価情報取得工程で得た前記物理量の相関関係に基づいて、前記測定工程で得られた前記物理量の測定値から前記測定対象の強磁性構造材の経年劣化の状態を評価する評価工程と、を具えてなり、 前記各ヒステリシス・マイナーループは、飽和磁界強度よりも小さい前記磁界強度(H)の範囲内で、材料に印加する前記磁界強度(H)の最大値(HMAX)を段階的に変化させて強磁性構造材の磁束密度(B)を測定することにより得られた前記磁界強度(H)と前記磁束密度(B)との関係から、前記磁界強度(H)の最大値(HMAX)ごとに得るものである、強磁性構造材の経年劣化の非破壊測定方法。
IPC (1件):
G01N27/72
FI (1件):
G01N27/72
Fターム (12件):
2G053AA07 ,  2G053AA14 ,  2G053AB02 ,  2G053AB03 ,  2G053AB06 ,  2G053BA02 ,  2G053BA21 ,  2G053BB11 ,  2G053BB18 ,  2G053BC14 ,  2G053CA03 ,  2G053DA09

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