特許
J-GLOBAL ID:200903081823787184

静圧流体軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邊 隆文
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-041442
公開番号(公開出願番号):特開平6-249240
出願日: 1993年03月02日
公開日(公表日): 1994年09月06日
要約:
【要約】【構成】 本体11に、スラスト軸受面13を設ける。このスラスト軸受面13には、静圧付与後の潤滑流体を排出する排出溝18が複数個形成されている。排出溝18は、スラスト軸受面13の円周方向に等配されている。さらにスラスト軸受面13には、円周方向の圧力分布を均一にするように、互いに隣り合う排出溝18間の中央位置よりも、回転体Rの当該回転方向Aの下流側に寄せられたスラスト軸受用吐出口17が開口している。【効果】 回転体Rのフランジ面から潤滑流体を介して作用するスラスト軸受面13へのアキシャル方向の圧力の分布が、円周方向において均一になる。従って、当該排出溝18による排出効率の低下を防止することができる。また、排出溝18から排出される潤滑流体と上記吐出口17から吐出される潤滑流体とが干渉しなくなるので、回転体Rに自励振動が生じるのを防止できる。
請求項(抜粋):
環状に形成され、且つ、端部に回転体のフランジ面と対向するスラスト軸受面を構成している本体と、上記スラスト軸受面に円周方向等配に複数形成され、且つ、静圧付与後の圧力流体を当該スラスト軸受面の径方向外方へ排出する排出溝と、本体の当該スラスト軸受面の、当該円周方向に隣り合う排出溝間に開口し、且つ、圧力流体をスラスト軸受面と回転体のフランジ面との間に吐出する吐出口とを備えた静圧流体軸受において、上記各吐出口は、当該各吐出口と隣り合う各排出溝間の当該円周方向中央位置よりも、回転体の当該回転方向下流側に寄せられた状態で形成されていることを特徴とする静圧流体軸受。

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