特許
J-GLOBAL ID:200903081858970925

酢酸エチルの製造方法及びその方法を実施するための装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-530087
公開番号(公開出願番号):特表2003-535814
出願日: 2000年10月11日
公開日(公表日): 2003年12月02日
要約:
【要約】本発明は、エチルアルコールと酢酸及び(又は)無水酢酸とを、固体酸性触媒の存在下で、同時に反応成分を蒸留分離しながら反応させることにより酢酸エチルを製造する方法において、酢酸又は無水酢酸又はそれらの混合物とエチルアルコールとを、別々に2:1〜1:2.5のモル比で、触媒単位体積に基づき規定された量で、三つの領域に分離された系中へ導入し、それにより反応領域で反応を行なうと同時に、成分の蒸留分離を行い、酢酸供給物を反応領域中又はその領域より上へ導入し、エチルアルコール供給物を反応領域中、又はその領域より下へ導入し、上方分離領域では、揮発性混合物を分離し、然る後、それを5〜70°Cへ冷却し、次に水相と有機相へ分離し、大きな酢酸エチル含有量を有するこの有機相を取り出し、部分的に還流としてこの系へ戻し、それにより導入成分供給物と還流有機相との比を1:1〜1:20とする、酢酸エチル製造方法に関する。本発明の主題は、この方法を実施するための装置にもある。
請求項(抜粋):
エチルアルコールと酢酸及び(又は)無水酢酸とを、固体酸性触媒の存在下で、同時に反応成分を蒸留分離しながら反応させることにより酢酸エチルを製造する方法において、酢酸又は無水酢酸又はそれらの混合物とエチルアルコールとを、別々に2:1〜1:2.5のモル比で、触媒単位体積に基づき導入成分の全流量として表して0.1〜10時-1の量で系に導入し、前記系中で反応及び蒸留分離を三つの領域で行い、その中の反応領域では反応を行なうと同時に、異なった沸点を有する成分の蒸留分離を行い、二つの分離領域では成分の蒸留分離を行い、それにより酢酸エチルと低沸点共沸混合物を形成する反応副生成物として生じた水を系から完全に又は部分的に蒸留除去し、然る後、留出物を5〜70°Cに冷却し、次に水を酢酸エチル及び留出物の他の有機成分から分離し、系から取り出し、一方主に粗酢酸エチルを含有する留出物の有機成分を還流として部分的に元に戻し、部分的に取り出し、それによりエチルアルコール供給物及び酢酸又は無水酢酸供給物又はそれらの混合物を系に導入し、酢酸供給物及び(又は)無水酢酸供給物及び(又は)それらの混合物を反応領域中、又はその領域より上で、エチルアルコール供給物の場所より上に位置する場所に導入し、エチルアルコール供給物を反応領域中、又はその領域より下へ導入し、それにより塔への出発成分の供給物と、反応領域へ還流して戻す有機相との比が1:1〜1:20であり、未反応酢酸を沸点の一層高い塔底成分として分離することを特徴とする、酢酸エチル製造方法。
IPC (5件):
C07C 67/08 ,  B01D 3/00 ,  C07C 67/54 ,  C07C 69/14 ,  C07B 61/00 300
FI (5件):
C07C 67/08 ,  B01D 3/00 A ,  C07C 67/54 ,  C07C 69/14 ,  C07B 61/00 300
Fターム (25件):
4D076AA12 ,  4D076AA22 ,  4D076BB08 ,  4D076BC01 ,  4D076BC25 ,  4D076BC27 ,  4D076CB06 ,  4D076FA02 ,  4D076FA04 ,  4D076FA12 ,  4D076HA11 ,  4H006AA02 ,  4H006AA04 ,  4H006AC48 ,  4H006AD11 ,  4H006AD30 ,  4H006BA68 ,  4H006BA72 ,  4H006BC34 ,  4H006BD80 ,  4H006BD81 ,  4H006BD82 ,  4H006BD84 ,  4H039CA66 ,  4H039CG10

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