特許
J-GLOBAL ID:200903081873051545

H形鋼用粗形鋼片の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-037432
公開番号(公開出願番号):特開平8-229601
出願日: 1995年02月24日
公開日(公表日): 1996年09月10日
要約:
【要約】【目的】 2Hi粗圧延ロールに複数の仕上成形孔型を刻設し、ロール組み替えなしに複数の断面寸法のH形鋼用粗形鋼片を製造する。【構成】 矩形断面からH形鋼用粗形鋼片を造形するに際して、 (1)フランジ生成孔型のウェッジ形状をユニバーサル圧延の際にフランジ外側に折れ込み疵を発生させないための形状とし、 (2)フランジ生成孔型1パス目の圧下量r1 および2パス目以降の幅圧下量r2 を被圧延材の揺動を防止できるための範囲とし、かつ (3)仕上成形孔型の形状を被圧延材フランジ先端部単独圧下をさせないための形状とすることにより、フランジ生成孔型で造形された中間鋼片を溝消去孔型を経由せず仕上成形孔型で粗形鋼片に仕上成形することを特徴とするH形鋼用粗形鋼片の製造方法。
請求項(抜粋):
矩形断面鋼片を素材としてH形鋼用粗形鋼片を製造するに際して、第1工程にて、孔底の幅方向中央部に中央膨出部と該中央膨出部の両側に溝部を形成し、かつ孔底幅を順次広くした複数のエッジング孔型を用いて矩形断面鋼片を幅圧下することにより、ドッグボーン型断面形状の中間鋼片とし、続く第2工程にて、仕上成形孔型を用いて該中間鋼片を、所定のH形断面形状の粗形鋼片に仕上成形する方法において、前記第1工程第1孔型による矩形断面鋼片短辺部への誘導溝刻設に続く第1工程第2孔型の中央膨出部形状を下記の式(1) とし、該第2孔型における第1パス目の幅圧下量を下記の式(2) を満足するr1 の数値とし、該第2孔型における第2パス目以降の幅圧量を下記の式(3) を満足するr2 の数値とし、さらにこれに続く第2工程仕上成形孔型の形状を下記の式(4) とし、第1工程第2孔型で造形された中間鋼片を第2工程仕上成形孔型で粗形鋼片に仕上成形することを特徴とするH形鋼用粗形鋼片の製造方法。 θ2 ≧ 1.2h2 ′ ...(1) r1 ≦d2 -0.9{(1/2d2 +h2 )tan(θ2 /2)-h1 tan(θ1 /2)} ...(2) r2 ≦d2 {1-0.45tan(θ2 /2)} ...(3) dw -df ≧B2 -b0 ...(4) ここに、係数1.2の単位は度/mmであり、θ1 は前記第1工程第1孔型の中央膨出部の頂角であり、単位は度、h1 は前記第1工程第1孔型の中央膨出部の近似高さであり、単位はmm、θ2 は前記第1工程第2孔型の中央膨出部の頂角であり、単位は度、h2 は前記第1工程第2孔型の中央膨出部の近似高さであり、単位はmm、h2 ′は前記第1工程第2孔型の中央膨出部の実高さであり、単位はmm、d2 は前記第1工程第2孔型の溝部ロール直径であり、単位はmm、dw は前記第2工程仕上成形孔型の被圧延材ウェブ圧下部ロール直径であり、単位はmm、df は前記第2工程仕上成形孔型の被圧延材フランジ先端圧下部ロール直径であり、単位はmm、B2 は前記第1工程第2孔型により仕上げられた中間鋼片のフランジ幅であり、単位はmm、b0 は前記矩形断面素材鋼片の厚みであり、単位はmm、である。
IPC (2件):
B21B 1/08 ,  B21B 27/02
FI (2件):
B21B 1/08 A ,  B21B 27/02 F

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