特許
J-GLOBAL ID:200903081891997570
蓄光性複合材とその製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
林 宏 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-073456
公開番号(公開出願番号):特開平11-256151
出願日: 1998年03月06日
公開日(公表日): 1999年09月21日
要約:
【要約】【課題】 長い残光性を有すると共に、熱的、構造的に安定で、化学的に過酷な条件においてもすぐれた耐候性を示す安価な蓄光性複合材を提供する。【解決手段】 ユウロピウム単独賦活され、もしくはユウロピウム及びネオジム又はユウロピウム及びジスプロシウムで共賦活されたアルカリ土類アルミン酸塩蓄光性蛍光体の粉末、または、ユウロピウムを主賦活した青色発光をするアルミニウムケイ酸塩蓄光性蛍光体粉末を第1蓄光剤としてガラス粉末と混合し、大気中低温反応させる。これにより、構造的、熱的、化学的に極めて安定で、長い残光性を示し、波長が440nmから560nmで発光する安価な蓄光性ガラス質複合材が得られる。
請求項(抜粋):
ユウロピウムを主賦活し、ジスプロシウム、ネオジム、セリウム、プラセオジム、プロメチウム、サマリウム、ガドリニウム、テルビウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム、スカンジウム、イットリウム、マンガン、亜鉛及びジルコニウムから選択される一種類あるいは複数種類の元素で共賦活したアルカリ土類アルミン酸塩蓄光性蛍光体の粉末で、組成式が、MAl<SB>2</SB> O<SB>4</SB> :Eu,Dy;M<SB>4</SB> Al<SB>14</SB>O<SB>25</SB>:Eu,Dy;又は(M<SB>1-p-q</SB> ,Eu<SB>p</SB> Q<SB>q</SB> )O・n(Al<SB>1-m</SB> B<SB>m</SB> )2O<SB>3</SB> ・kP<SB>2</SB> O<SB>5</SB> ・αXで代表されるもの、(但し、上式中、Mはアルカリ土類金属及び亜鉛から選択される一種類以上の2価金属、Qは希土類元素、マンガン、ジルコニウム及びニオブから選択される一種類以上の共賦活剤であり、p、q、n、m及びkは、それぞれ以下の範囲を満足する値からなる。0.0001≦p≦0.50.0001≦q≦0.50.5≦n≦3.00.0001≦m≦0.50<k<0.20.0002≦p+q≦0.75 )もしくは、ユウロピウムが主賦活されたアルカリ土類金属アルミニウムケイ酸塩蓄光性蛍光体であって、組成式が、(M′<SB>1-n-m-l</SB> M<SP>*</SP><SB>n</SB>Eu<SB>m</SB> Ln<SB>l</SB> )(Al<SB>1-x</SB> Si<SB>3/4x</SB>□<SB>1/4x</SB>)<SB>2</SB> O<SB>4</SB>で表わされるEu<SP>2+</SP>と一種類かそれ以上の希土類元素Lnを賦活した青緑色発光性アルミニウムケイ酸塩蓄光体、(但し、上記式中で、□は組成欠損、M′はマグネシウム、カルシウム、ストロンチウム及びバリウムから選択される一種類以上のアルカリ土類金属元素、M<SP>*</SP> はマンガン、亜鉛、カドミウム、ジルコニウム、及びイットリウムから選択される一種類以上の2価金属元素、LnはEu以外の希土類元素を表わし、n′、m′、l、xはそれぞれ下記の範囲を満足する数値からなる。0≦n′≦0.20.0001≦m′≦0.10.0001≦l≦0.10<x≦0.6 )の粉末を第1蓄光剤とし、該第1蓄光剤に対してガラス粉末原料を0.1〜400wt%の比率で混合し、加熱反応させてなり、発光波長が440nm〜560nmにあることを特徴とする蓄光性ガラス質複合材。
IPC (4件):
C09K 11/64 CPM
, C09K 11/71 CPW
, C09K 11/80 CQE
, C09K 11/81 CPW
FI (4件):
C09K 11/64 CPM
, C09K 11/71 CPW
, C09K 11/80 CQE
, C09K 11/81 CPW
前のページに戻る