特許
J-GLOBAL ID:200903081905974918

直流電源装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永田 義人 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-025546
公開番号(公開出願番号):特開平10-225116
出願日: 1997年02月07日
公開日(公表日): 1998年08月21日
要約:
【要約】【課題】 直流電源装置の高温環境下での動作時における内部損失の低減及び電気部品やケース等の過熱の防止を図る。【解決手段】 直流電源装置が高温環境下に置かれ、装置内部の温度が異常に上昇すると、第1又は第2の正特性サーミスタ52、53の抵抗値が急激に増加して定電力制御用又は定電流制御用ツェナダイオード30、37に流れるバイアス電流が急激に減少し、定電力制御用又は定電流制御用ツェナダイオード30、37がツェナ電圧を維持できなくなる。このため、定電力制御用又は定電流制御用ツェナダイオード30、37の基準電圧VR2、VR3が低下し、定電力制御回路20又は定電流制御回路21による直流出力電流IO又は充電電流IBの制限が常温時より少ない電流値でかかる。よって、高温環境下での動作時において出力電力や出力電流を更に制限できるので、高温環境下での直流電源装置の内部損失を低減でき、電気部品やケース等の過熱を防止できる。
請求項(抜粋):
直流電源の直流入力をオン・オフ動作により断続して高周波電力に変換する少なくとも1つのスイッチング素子と、前記高周波電力を負荷に供給する直流出力に変換する整流平滑回路と、前記直流出力に応じて前記スイッチング素子をオン・オフ制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記負荷に供給される直流出力電圧が一定となるように前記スイッチング素子のオン・オフ期間を制御する定電圧制御信号を出力する定電圧制御部と、前記負荷に供給される直流出力電流が定格値を越える場合に前記負荷に供給される直流電力が一定となるように前記スイッチング素子のオン・オフ期間を制御する定電力制御信号を出力する定電力制御部と、前記定電圧制御信号及び前記定電力制御信号に基づいて前記スイッチング素子の制御端子に付与するオン・オフ制御信号を形成する制御信号形成部とを有し、前記定電圧制御部は、前記負荷に供給される直流出力電圧を分圧する定電圧制御用分圧抵抗と、前記直流出力電圧の基準値を規定する基準電圧を発生する定電圧制御用定電圧素子と、前記定電圧制御用分圧抵抗の分圧点の電圧と前記定電圧制御用定電圧素子の基準電圧とを比較してそれらの誤差電圧を定電圧制御信号として出力する定電圧制御用比較手段とから成り、前記定電力制御部は、前記負荷に供給される直流出力電流を該電流に対応する電圧として検出する出力電流検出手段と、前記負荷に供給される直流出力電圧を分圧する定電力制御用分圧抵抗と、前記直流出力電圧にバイアスされかつ前記直流出力電流の制限値に対応する基準電圧を発生する定電力制御用定電圧素子と、前記定電力制御用分圧抵抗の分圧点の電圧及び前記出力電流検出手段の検出電圧の和の電圧と前記定電力制御用定電圧素子の基準電圧とを比較してそれらの誤差電圧を定電力制御信号として出力する定電力制御用比較手段とから成る直流電源装置において、周囲温度の変化に正比例して抵抗値が変化する正特性の感温素子を前記定電力制御用定電圧素子と直列に接続したことを特徴とする直流電源装置。
IPC (3件):
H02M 3/28 ,  G05F 1/56 320 ,  H02M 3/335
FI (3件):
H02M 3/28 H ,  G05F 1/56 320 H ,  H02M 3/335 F
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-245512

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