特許
J-GLOBAL ID:200903081935118790

ディスクブレーキ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-011922
公開番号(公開出願番号):特開平5-340435
出願日: 1993年01月27日
公開日(公表日): 1993年12月21日
要約:
【要約】【構成】ブレーキシリンダ2の内側に配置されてシールリング8を収容する環状溝9のブレーキシリンダ開口端側に配置される溝壁12に、ブレーキピストン4が軸方向に移動されたときにシールリング8が弾力的に押圧される切欠部14を形成し、この切欠部14を少なくとも3の近接する周部円錐状面F1 ,F2 ,F3 で形成し、これらの円錐状面の断面がブレーキシリンダの軸線方向に形成する複数の直線の角度W1 ,W2 ,W3 を、シリンダ面10に沿う面F1 から溝壁12に沿う面F3 まで順に増加させたディスクブレーキ。【効果】ブレーキシリンダに作用する液圧にかかわらず、シールリングの弾性変形によりブレーキピストンがが常に一定の距離戻される。
請求項(抜粋):
ブレーキディスクの外側縁部とこのブレーキディスクの両側に配置されたブレーキパッドとをまたぎ、少なくとも1のブレーキシリンダとこのブレーキシリンダ内で軸線方向に移動可能なブレーキピストンとを有してブレーキパッドをブレーキディスクに押圧する液圧作動装置を配置したブレーキキャリパと、ブレーキシリンダ内側の周部環状溝内に配置され、ブレーキピストンの外表面に摩擦係合してこのブレーキピストンをシールする弾性シールリングと、ブレーキシリンダの開口端に最も近接して配置されてブレーキピストンの軸線にほぼ垂直な環状溝壁とを備え、この溝壁はブレーキシリンダのシリンダ面に近接する領域内に周部切欠部を有し、ブレーキを作動してブレーキピストンが軸方向に移動されたときに、ブレーキピストンによりシールリングがこの切欠部内に弾力的に押圧されるディスクブレーキであって、前記切欠部(14)は少なくとも3の近接する周部円錐状面(F1 ,F2 ,F3 )を備え、これらの円錐状面の断面は複数の直線を有し、ブレーキシリンダの軸線方向のこれらの直線の角度(W1 ,W2 ,W3 )は、シリンダ面(10)に沿う面(F1 )から溝壁(12)に沿う面(F3 )まで単純増加することを特徴とするディスクブレーキ。

前のページに戻る