特許
J-GLOBAL ID:200903081962498413
低反射積層体フィルム、偏光板および液晶表示装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-136637
公開番号(公開出願番号):特開平8-075904
出願日: 1995年06月02日
公開日(公表日): 1996年03月22日
要約:
【要約】【目的】生産性良く低反射積層体フイルム、およびそれを用いた偏光板、さらに液晶表示装置を得る。【構成】低反射積層体フィルムは、トリアセチルセルロースフィルム上に、ハードコート層と光学干渉層を備える。光学干渉層は、高屈折率層と低屈折率層とを各々一層以上含む。高屈折率層は、有機チタン化合物モノマーおよび/またはそのオリゴマーを、固形分重量比率で70%以上含有する塗液の塗布と熱乾燥によって形成する。さらに低屈折率層は、有機ケイ素化合物モノマーおよび/またはそのオリゴマーの単体および/またはそれらの混合物を、固形分重量比率で50%以上含有する塗液の塗布と熱乾燥によって形成する。また偏光板は、偏光子を挟持する表面保護板の少なくとも一方に、本発明の低反射積層体フィルムを用いる。さらに液晶表示装置は、液晶表示素子の少なくとも一方の側の最表面上に本発明の偏光板を配置する。
請求項(抜粋):
トリアセチルセルロースフィルムの少なくとも一方の面上に、ハードコート層と光学干渉層とをこの順に積層した低反射積層体フィルムにおいて、ハードコート層と光学干渉層は、湿式製膜法により形成された層であって、光学干渉層は高屈折率層と低屈折率層とをそれぞれ一層以上含み、高屈折率層は少なくとも一層が、次の一般式(1)Ti(OR1 )4 ・・・(1)(但しR1 は炭素数1〜8の脂肪族炭化水素基を示す)にて表される有機チタン化合物モノマーおよび/またはそのオリゴマーを、固形分重量比率で70%以上含有する塗液の塗布と熱乾燥によって形成した、屈折率が1.65〜2.25の範囲内の層であり、さらに低屈折率層は少なくとも一層が、次の一般式(2)〜(5)Si(OR2 )4 ・・・(2)Si-X4 ・・・(3)R3 -Si(OR2 )3 ・・・(4)R3 -Si-X3 ・・・(5)(但しR2 は炭素数1〜4の脂肪族炭化水素基を、R3 はメチル基もしくはエチル基を、Xはハロゲン原子を示す)のいずれかにて示される有機ケイ素化合物モノマーおよび/またはそのオリゴマーの単体および/またはそれらの混合物を、固形分重量比率で50%以上含有する塗液の塗布と熱乾燥によって形成した、屈折率が1.35〜1.55の範囲内の層であることを特徴とする低反射積層体フィルム。
IPC (4件):
G02B 1/11
, G02B 5/28
, G02B 5/30
, G02F 1/1335 510
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