特許
J-GLOBAL ID:200903081968919569

制御冷却鋼板の形状制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-156719
公開番号(公開出願番号):特開平10-005868
出願日: 1996年06月18日
公開日(公表日): 1998年01月13日
要約:
【要約】【課題】 本発明は厚鋼板を加速冷却処理する方法において、加速冷却鋼板の常温冷却後形状を冷却直後形状と鋼板温度履歴とから推定し、次材の形状を確保するために自動で補正介入する方法を提供する。【解決手段】 厚板製造ラインにおいて、圧延機の下流側にロールベンディング機能を持った熱間矯正機と、その下流に加速冷却設備を配置し、加速冷却装置の内部に鋼板表裏面温度測定温度計、加速冷却装置の直後に鋼板表面温度分布計と鋼板表面温度計と鋼板形状計を配置し、これらから得た鋼板形状情報と温度情報とから、加速冷却後常温に冷却した際の鋼板形状を推定し、また形状・温度の絶対量から次材に対する熱間矯正機のロールベンディング量、加速冷却時の上下水量比率を短時間で自動計算して、次冷却材に対して自動補正介入し、連続操業において製造する一連の加速冷却鋼板の最終形状を確保する。
請求項(抜粋):
熱間矯正された鋼板を制御冷却装置により冷却する際に該制御冷却装置の冷却水量を調整するか又は熱間矯正機のベンディング量を調整して該鋼板の形状を制御する方法において、前記制御冷却装置での鋼板の冷却停止温度、幅方向温度及び冷却中の表裏面温度を測定すると共に該制御冷却装置出側で鋼板の平坦度を測定し、(A)前記測定した冷却停止温度が予め設定した冷却停止基準温度以上の場合においては、?@前記鋼板表裏面の温度差が予め設定した表裏面基準温度差を比較し、該表裏面温度差が基準温度差より高い場合には歪みと判断して、前記制御冷却装置での鋼板表裏面注水量を調整し、?A又、前記鋼板幅方向温度から求めた幅方向温度差と予め設定した幅方向基準温度差を比較して、幅方向温度差が基準温度差以上の場合には波と判断して、前記熱間矯正機のベンディング量を調整し、(B)前記冷却停止温度が予め設定した冷却停止基準温度未満の場合においては、?@前記測定した平坦度から求めた鋼板の歪み量又は反り量が予め設定した歪み又は反り基準量以上の場合には歪み又は反りと判断して、前記制御冷却装置での鋼板表裏面注水量を調整することを特徴とする制御冷却鋼板の形状制御方法。
IPC (3件):
B21D 1/05 ,  B21D 1/00 ,  C21D 9/00 101
FI (3件):
B21D 1/05 E ,  B21D 1/00 A ,  C21D 9/00 101 W

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