特許
J-GLOBAL ID:200903081997642479

アルミニウム合金の鋳造方法及びアルミニウム合金部品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 開口 宗昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-075296
公開番号(公開出願番号):特開平6-264157
出願日: 1993年03月09日
公開日(公表日): 1994年09月20日
要約:
【要約】【目的】 Beの酸化を抑制し、Mgの損耗を防止してBe及びMg添加による鋳造品の強度及び伸びを向上し、複雑形状の薄肉あるいは厚肉鋳物を製造する場合であっても非金属介在物の少ない鋳物を得て、しかも、鋳造サイクルタイムを短縮する。【構成】 重量比で、Si:4.0〜8.0%、Mg:0.2〜0.8%、Be:0.003〜0.1%、Fe:0.2%以下および、Sr:0.002〜0.02%、Ti:≦0.2%の成分を有し、残部がAlと不純物である組成の溶湯を炉側圧力容器内と鋳型側圧力容器内との間に差圧を発生させる溶湯充填工程が開始される時点の鋳型側圧力容器内及び炉側圧力容器内の圧力を、容器内最高圧力よりも低圧に制御する圧力制御手段を設けて、鋳型内への溶湯充填開始時の容器内圧力を低圧に制御するようにして鋳造する。そして、この鋳造方法によりアルミニウム合金部品として、例えばアルミニウムホイールを得る。
請求項(抜粋):
内部に鋳型を設けた鋳型側圧力容器と内部に溶湯の入った炉を設けた保持炉側圧力容器を溶湯通路を設けて連通し、?@ 両容器内最高圧力より低圧状態で保持炉側圧力を鋳型側圧力より高めることにより溶湯を鋳型へ充填する「溶湯充填工程」と、?A 保持炉側圧力容器内と鋳型側圧力容器内とを増圧する「容器内増圧工程」と、?B 保持炉側圧力容器内と鋳型側圧力容器内との両圧力容器内の差圧を所定圧力に保持する「差圧保持工程」と、?C 両圧力容器の差圧を解消する「差圧解消工程」と、?D 両圧力容器を所定気圧まで減圧する「減圧工程」と、からなる連続工程を行い、重量比で、Si:4.0〜8.0%、Mg:0.2〜0.8%、Be:0.003〜0.1%、Fe:0.2%以下および、Sr:0.002〜0.02%、Ti:≦0.2%の成分を有し、残部がAlと不純物である組成の溶湯を鋳造することを特徴とするアルミニウム合金の鋳造方法。
IPC (5件):
C22C 1/02 ,  B22D 18/04 ,  B22D 18/08 ,  B60B 3/06 ,  C22C 21/02

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