特許
J-GLOBAL ID:200903082024170502

燃料電池を備えた発電装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-522267
公開番号(公開出願番号):特表平11-502058
出願日: 1997年11月03日
公開日(公表日): 1999年02月16日
要約:
【要約】発電装置(2)において、それぞれがアノード、電解質、及びカソードを有する燃料電池(6)のクロスフロー型スタック(4)を備える。アノードに関しては、各燃料電池のアノード通路は、アノード通路(28a)により形成される第1のグループと、アノード通路(28b)により形成される第2のグループとに分けられる。供給元から例えばメタンのような燃料ガスが通路(34)によってアノード通路(28a)への吸気マニホールド(38a)に送られる。アノード通路(28a)からのアノード排気ガスの一部は排気マニホールド(40a)と通路(42、46)によって吸気マニホールド(38b)へ送られ、アノード通路(28b)に送られる。改質反応はアノード通路(28a及び28b)中で生じる。排気マニホールド(40a)からのアノード排気ガスの残りは、通路(42及び44)によって通路(34)へ送られて燃料ガスと混合する。大気中の空気が酸化ガスを提供し、カソードへの通路(18)へ供給される。その酸化ガスは加熱装置(21)内で加熱され、加熱装置の中では通路(50)から供給されたアノード通路(28b)からのアノード排気ガスが燃焼する。
請求項(抜粋):
(1) 互いに電気的に接続された複数の燃料電池を備えた発電装置において、前記燃料電池は、アノードとカソードを備え、前記アノードに関連し少なくとも一部は前記アノードにより形成された複数の第1の通路手段を備え、前記カソードに関連し少なくとも一部は前記カソードにより形成された複数の第2の通路手段を備え、前記第1の通路手段は少なくとも前記第1の通路手段の第1のグループと前記第1の通路手段の第2のグループとに分けられ、第1のグループの第1の通路手段への入口に結合された第3の通路手段であって、前記第3の通路手段が前記第1のグループに燃料ガスを供給するものを備え、第1の通路手段の前記第1のグループからアノード排気ガスを受入れる第4の通路手段がアノード排気ガスを第1の流れと第2の流れとに供給し、前記第1の流れは前記燃料ガスとともに前記第1の通路手段の前記第1のグループへ供給されるべく前記第3の通路手段に供給されて、前記第2の流れは前記第1の通路手段の前記第2のグループへの入口に燃料として供給されることを特徴とする発電装置。(2) 前記燃料電池はクロスフロースタックに配置されていることを特徴とする請求の範囲1に記載の装置。(3) 前記各燃料電池は、固体酸化物燃料電池又は溶融炭酸塩燃料電池のいずれかである請求の範囲1又は2のいずれか1項に記載の装置。(4) 酸化燃料ガスが加熱装置によって加熱された後で前記第2の通路手段へ供給され、前記加熱装置においては前記第1の通路手段の前記第2のグループからのアノード排気ガスの燃焼の結果により熱が得られることを特徴とする請求の範囲1乃至3のいずれか1項に記載の装置。(5) 前記燃料ガスは、改質反応によって水素分子に変換されることができる、少なくともひとつの炭化水素ガスを含むことを特徴とする請求の範囲1乃至4のいずれか1項に記載の装置。(6) 改質反応は、複数の通路を備えた前記第1の通路手段中で生じるようにされており、前記複数の通路は、1又は複数の前記通路に沿って勾配をつけられた又は変化されられた量の改質反応触媒を含むことを特徴とする請求の範囲5に記載の装置。(7) 改質触媒手段の量は、燃料ガスが入る入口からガスが排出される出口端に向けて前記通路に沿って、単位長さ毎に増加することを特徴とする請求の範囲6に記載の装置。(8) 改質手段は、前記第1の通路手段の外部で改質反応の全部又は少なくとも一部が生じるように設けられていることを特徴とする請求の範囲5に記載の装置。(9) 前記炭化水素ガスはメタンである請求の範囲5乃至8のいずれか1項に記載の装置。(10) 前記燃料ガスは天然ガスである請求の範囲5乃至8のいずれか1項に記載の装置。(11) 前記第1の通路手段の前記第1のグループを通るガス流れは、前記第1の通路手段の前記第2のグループを通るガス流れに対して、反対方向又は逆流であることを特徴とする請求の範囲1乃至10のいずれか1項に記載の装置。(12) 前記第1の通路手段の前記第1のグループを通るガス流れは、前記第1の通路手段の前記第2のグループを通るガス流れに対して、同一方向又は並流であることを特徴とする請求の範囲1乃至10のいずれか1項に記載の装置。
IPC (2件):
H01M 8/02 ,  H01M 8/04
FI (2件):
H01M 8/02 R ,  H01M 8/04 J

前のページに戻る