特許
J-GLOBAL ID:200903082110648830
抗菌活性を有する6-O-置換マクロライド
発明者:
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
川口 義雄 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-605596
公開番号(公開出願番号):特表2002-539217
出願日: 2000年03月08日
公開日(公表日): 2002年11月19日
要約:
【要約】本発明は、細菌感染の治療において有用な新規マクロライド化合物及び組成物を提供する。また、それらを調製するための方法も提供される。これらのマクロライドは6-O-位においてX’-Y’-Z’で置換されており、ここで、X’はC1-C10アルキル、C3-C10アルケニル、及びC3-C10アルキニルからなる群より選択され;Y’及びZ’は(c)任意に置換されているアリール、及び(d)任意に置換されているヘテロアリールからなる群より独立に選択され、ただし、Y’及びZ’の両者が共にフェニルであることはなく、さらにZ’がチオフェニルであるときY’はイソキサゾールではない。
請求項(抜粋):
式Iの化合物 【化1】式IIの化合物 【化2】及び式IIIの化合物 【化3】からなる群より選択される化合物又はそれらの薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、エステル又はプロドラッグ:(ここで、 (a)Y及びZは一緒になって基Xを定義し、Xは以下のものからなる群より選択され、 (1)=O、 (2)-N-OH、 (3)=N-O-R1、ここでR1は以下のものからなる群より選択される (a)非置換C1-C12アルキル、 (b)アリールで置換されているC1-C12アルキル、 (c)置換アリールで置換されているC1-C12アルキル、 (d)ヘテロアリールで置換されているC1-C12アルキル、 (e)置換へテロアリールで置換されているC1-C12アルキル、 (f)C3-C12シクロアルキル、及び (g)R2、R3及びR4が各々独立にC1-C12アルキル及びアリールから選択される-Si-(R2)(R3)(R4)、並びに (4)=N-O-C(R5)(R6)-O-R1、ここでR1は前に定義される通りであり、かつR5及びR6は各々独立に以下のものからなる群より選択され、 (a)水素、 (b)非置換C1-C12アルキル、 (c)アリールで置換されているC1-C12アルキル、 (d)置換アリールで置換されているC1-C12アルキル、 (e)ヘテロアリールで置換されているC1-C12アルキル、及び (f)置換へテロアリールで置換されているC1-C12アルキル、 又はR5及びR6は、それらが結合してい原子と共に、C3-C12シクロアルキル環を形成している、あるいは (b)Y及びZの一方が水素であり、かつ他方が以下のものからなる群より選択され (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)保護されたヒドロキシ、及び (4)NR7R8、ここでR7及びR8は独立に水素及びC1-C6アルキルから選択され、又はR7及びR8は、それらが結合している窒素原子と共に、3ないし7員環を形成し、該環が5ないし7員環である場合、該環は-O-、-NH-、-N(C1-C6-アルキル-)-、-N(アリール)-、-N(アリール-C1-C6-アルキル-)-、-N(置換アリール-C1-C6-アルキル-)-、-N(ヘテロアリール)-、-N(ヘテロアリール-C1-C6-アルキル-)-、-N(置換ヘテロアリール-C1-C6-アルキル-)-、及び-S-もしくは-S(O)n-(ここで、nは1もしくは2である)からなる群より選択されるヘテロ官能基を含んでいてもよい; Raは水素又はヒドロキシであり; Rbは水素又はヒドロキシ保護基であり; Lはメチレン又はカルボニルであり、ただし、Lがメチレンである場合Tは-O-であり; Tは-O-、-NH-、及び-N(W-Rd)-からなる群より選択され、ここでWは存在しないか、もしくは-O-、-NH-CO-、-N=CH-及び-NH-からなる群より選択され、かつRdは以下のものからなる群より選択され、 (1)水素、 (2)以下のものからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換されていているC1-C6アルキル、 (a)アリール、 (b)置換アリール、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール、 (e)ヒドロキシ、 (f)C1-C6-アルコキシ、 (g)NR7R8、ここでR7及びR8は前に定義される通りである、及び (h)-CH2-M-R9、ここでMは以下のものからなる群より選択され: (i)-C(O)-NH-、 (ii)-NH-C(O)-、 (iii)-NH-、 (iv)-N=、 (v)-N(CH3)-、 (vi)-NH-C(O)-O-、 (vii)-NH-C(O)-NH-、 (viii)-O-C(O)-NH-、 (ix)-O-C(O)-O-、 (x)-O-、 (xi)-S(O)n-、ここでnは0、1もしくは2である、 (xii)-C(O)-O-、 (xiii)-O-C(O)-、及び (xiv)-C(O)-;かつR9は以下のものからなる群より選択される: (i)以下のものからなる群より選択される置換基で任意に置換されているC1-C6アルキル、 (aa)アリール、 (bb)置換アリール、 (cc)ヘテロアリール、及び (dd)置換ヘテロアリール; (ii)アリール、 (iii)置換アリール、 (iv)ヘテロアリール、 (v)置換ヘテロアリール、及び (vi)ヘテロシクロアルキル; (3)C3-C7シクロアルキル、 (4)アリール、 (5)置換アリール、 (6)ヘテロアリール、及び (7)置換ヘテロアリール; X’は、C1-C10アルキル、C3-C10アルケニル、及びC3-C10アルキニルから選択され; Y’及びZ’は以下のものからなる群より独立に選択され: (c)任意に置換されているアリール、及び (d)任意に置換されているヘテロアリール、ただし、Y’及びZ’の両者は両者ともフェニルであることはなく、さらに、Z’がチオフェニルであるときY’はイソキサゾールではなく; 並びにA、B、D及びEは以下のものからなる群より独立に選択される: (a)水素; (b)以下のものからなる群より選択される1つ以上の置換基で任意に置換されているC1-C6アルキル: (i)アリール; (ii)置換アリール; (iii)ヘテロアリール; (iv)置換ヘテロアリール; (v)ヘテロシクロアルキル; (vi)ヒドロキシ; (vii)C1-C6アルコキシ; (viii)Br、Cl、FもしくはIからなるハロゲン;及び (ix)NR7R8、ここでR7及びR8は前に定義される通りである; (c)C3-C7シクロアルキル; (d)アリール; (e)置換アリール; (f)ヘテロアリール; (g)置換ヘテロアリール; (h)ヘテロシクロアルキル;及び (i)-M-R9でさらに置換されている、上記オプション(b)から選択される基、ここでM及びR9は前に定義される通りであり、ただしA、B、D及びEのうちの少なくとも2つは水素である; 又は、AB、AD、AE、BD、BEもしくはDEからなる置換基のいずれか一対が、それらが結合している原子(1個もしくは複数個)と共に、-O-、-NH-、-N(C1-C6アルキル-)-、-N(アリール-C1-C6アルキル-)-、-N(置換アリール-C1-C6アルキル-)-、-N(ヘテロアリール-C1-C6アルキル-)-、-N(置換ヘテロアリール-C1-C6アルキル-)-、-S-もしくは-S(O)n-(ここで、nは1もしくは2である)、-C(O)-NH、-C(O)-NR12-(ここで、R12は水素、C1-C3アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、もしくは置換ヘテロアリールで置換されているC1-C3アルキルからなる群より選択される)、-NH-C(O)-及び-NR12-C(O)-からなる群より選択されるヘテロ官能基を任意に含む3ないし7員環を形成する。)
IPC (3件):
C07H 17/08
, A61K 31/7048
, A61P 31/04
FI (3件):
C07H 17/08 B
, A61K 31/7048
, A61P 31/04
Fターム (14件):
4C057AA03
, 4C057CC03
, 4C057DD01
, 4C057KK12
, 4C086AA01
, 4C086AA03
, 4C086AA04
, 4C086EA13
, 4C086MA01
, 4C086MA02
, 4C086MA04
, 4C086MA05
, 4C086NA14
, 4C086ZB35
前のページに戻る