特許

J-GLOBAL ID：200903082138685090

誘導加熱装置の過電流防止装置

発明者： 福島 俊司
出願人/特許権者： 住友金属工業株式会社
代理人 (1件)： 河野 登夫
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-280568
公開番号（公開出願番号）：特開平6-111926
出願日： 1992年09月25日
公開日（公表日）： 1994年04月22日
要約：

【要約】【目的】 圧延材の全長を均一に加熱する誘導加熱装置において、無負荷状態の加熱コイルへの過電流を防止する装置を提供すること。【構成】 加熱コイル12,13 に流れる電流値信号Ii と危険信号IS とを比較するセット用比較回路COMP1 及びIi と電流制限解除信号IR とを比較するリセット用比較回路COMP2 と、セットされている間信号を出力するフリップフロップFFと、入力した信号を積分し保持する積分器4と、指令電圧信号Vref から積分器4の積分電圧信号VC を減じる減算器5と、加熱コイル12,13 が無負荷状態の場合インバータ15が安定に転流でき、かつ次の加熱応答性を確保する最低電圧信号Vmin が設定されたリミッタ6とを備え、無負荷状態の加熱コイル12,13 に過電流が流れることを防止する。

請求項（抜粋）：

インバータで給電する誘導加熱装置の加熱コイルが無負荷状態の場合、該加熱コイルに過電流が流れることを防止する装置において、前記過電流に関して定めた該過電流の値以下の第1の電流値及び第1の電流値より低い第2の電流値と前記加熱コイルの電流値とを比較して前記インバータが出力する電圧の上限を制限する要否を判断する手段と、前記インバータが出力する電圧を減じるための電圧値を定める手段と、定めた電圧値又は前記無負荷状態の前記インバータが安定に転流し得る最低電圧値により前記インバータが出力する電圧を制限する手段とを備えることを特徴とする誘導加熱装置の過電流防止装置。