特許
J-GLOBAL ID:200903082183179499

柱状体の補強方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉橋 暎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-096559
公開番号(公開出願番号):特開平10-280706
出願日: 1997年03月31日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】【課題】 鋼板における溶接或はボルト接合が必要なく、又、下地処理及び隅角部の処理も又不要であって、更には、工期の短縮及びコストの低減をも図ることができ、しかも、例え両鋼板の端部間の離間部分が大となったとしても、この部分において炭素繊維シートに弛みが生じることがなく、従って、所期の補強効果を十分に達成することのできる、橋脚、地下鉄の中柱、建築物の柱などの柱状体の補強方法を提供する。【解決手段】 橋脚、地下鉄の中柱、建築物の柱などの柱状体の周囲に配置された補強鋼板1A、1Bの離間した部分(L)に、一部のみが含浸樹脂で硬化され他の部分は可撓性を有した炭素繊維シート10の前記硬化部分を貼り付ける。その後、炭素繊維シート10の可撓性部分を補強鋼板1A、1Bの外表面に沿って押付け、必要に応じて樹脂を含浸させて補強鋼板1A、1Bの外表面に接着し、可撓性部分の樹脂を硬化する。
請求項(抜粋):
(a)鋭角な角部を有することなく所定形状に形成された複数の補強鋼板を補強すべき柱状体の周囲に、各補強鋼板の隣接する端部が互に所定距離だけ離間するようにして据え付ける工程、(b)一部が含浸樹脂で硬化され他の部分は可撓性を有した炭素繊維シートの前記硬化部分を、前記柱状体の周囲に配置された前記補強鋼板の離間した部分を覆って配置し、前記補強鋼板の外表面に貼り付ける工程、(c)次いで、前記炭素繊維シートの可撓性部分を前記補強鋼板の外表面に沿って押付け、必要に応じて樹脂を含浸させて前記補強鋼板の外表面に接着し、可撓性部分の樹脂を硬化する工程、(d)前記補強鋼板及び前記炭素繊維シートと、前記柱状体外表面との間に形成された空隙に、モルタル、コンクリート、樹脂から選ばれた1種を充填する工程、を有することを特徴とする柱状体の補強方法。
IPC (4件):
E04G 23/02 ,  B29C 63/02 ,  B29K101:10 ,  B29K105:08
FI (2件):
E04G 23/02 F ,  B29C 63/02

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