特許
J-GLOBAL ID:200903082206499399

構造物における強化材の連続監視

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 香取 孝雄
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-502275
公開番号(公開出願番号):特表平8-511622
出願日: 1994年06月16日
公開日(公表日): 1996年12月03日
要約:
【要約】例えば、橋または近代建築物のような構造物(10)内の引っ張られている強化材を連続して監視する装置であって、この装置は、複数の検知器(D1、D2、D3)を有する。この複数の検知器(D1、D2、D3)は、構造物(10)の周囲に、任意に、かつ好都合なように配置される。その検知器(D1、D2、D3)は、音響エネルギー、または地震エネルギーの放出に応答して信号を生成する。強化材の損傷と関係がある信号を分析して(14)、強化材の損傷の発生場所を割り出す。本装置は、従来から知られている監視装置と比較して、簡単ではあるが、非常に感度がよい。
請求項(抜粋):
排他的権利が宣言される本発明の具体的な内容は、以下に規定する通りである。1.構造物における強化材の損傷に関して該構造物を監視するための方法であって、該方法は、 前記構造物内に、または該構造物の周囲に、既知の配置で、かつ該構造物のすぐ近くに、複数の検知器を配置し、該複数の検知器は、音響エネルギー、または地震エネルギー、あるいはそれらを組み合わせたものに応答して信号を発生することと、 前記検知器からの信号を収集することと、 前記構造物における強化材の損傷に関係する信号を識別することとから成ることを特徴とする方法。2.請求の範囲第1項記載の方法において、エネルギーが前記検知器に到着した時刻を記録することを特徴とする方法。3.請求の範囲第2項記載の方法において、前記検知器を定期的に検査して機能が正常であることを確認することを特徴とする方法。4.請求の範囲第3項記載の方法において、一定の期間にわたって、損傷の発生に関係する信号データを分析して、将来の損傷を予測するために役立つ統計的情報を提供することを特徴とする方法。5.請求の範囲第1項記載の方法において、前記検知器は各々、中央監視手段と通信しており、該監視手段は収集と識別のステップを行なうことを特徴とする方法。6.請求の範囲第4項記載の方法において、前記検知器は各々、中央監視手段と通信しており、該監視手段は収集と、識別と、到着時刻の記録と、試験と、分析とを行なうことを特徴とする方法。7.請求の範囲第1項記載の方法において、識別のステップは、人手による信号の目視検査によって行なうことを特徴とする方法。8.構造物における構造強化材の損傷に関して該構造物を監視するための装置であって、該装置は、 前記構造物の周囲に、既知の配置で、かつ該構造物のすぐ近くに、または該構造物内に配置した複数の検知器であって、それぞれが音響エネルギー、または地震エネルギー、またはそれらを組み合わせたものに応答して信号を生成する検知器と、 該検知器からの信号を収集する手段と、 前記構造物における強化材の損傷に関係する信号を識別する手段とを有することを特徴とする装置。9.請求の範囲第8項記載の装置において、信号を収集するための前記手段と、損傷に関係する信号を識別するための前記手段の両方が中央監視手段の一部を形成することを特徴とする装置。10.請求の範囲第8項記載の装置において、エネルギーが各々の検知器に到着した時刻を計る手段を有することを特徴とする装置。11.請求の範囲第10項記載の装置において、信号を収集する前記手段と、損傷に関係する信号を識別する前記手段と、前記タイミング手段とは、すべて中央監視手段の一部を形成することを特徴とする装置。12.請求の範囲第11項記載の装置において、前記中央監視手段は、該装置を検査して機能が正常であることを確認する手段を有することを特徴とする装置。13.請求の範囲第12項記載の装置において、前記中央監視手段は、一定の期間にわたって、損傷の発生に関係する記憶された信号データを分析して、将来の損傷を予測するために役立つ統計的情報を提供する手段を有することを特徴とする装置。14.構造物における強化材の損傷の発生場所を検知する装置であって、該装置は、 前記構造物の周囲に、既知の配置で、かつ該構造物のすぐ近くに配置された複数の検知器であって、音響エネルギー、または地震エネルギー、またはそれらを組み合わせたものに応答して信号を生成する検知器と、 該検知器のそれぞれと通信する中央監視手段であって、前記検知器のそれぞれから信号を収集する手段と、前記構造物における強化材の損傷に関係する信号を識別する手段と、エネルギーが前記検知器の各々に到着した時刻を決定するタイミング手段とを有する中央監視手段と、 出力手段とを有することを特徴とする装置。15.請求の範囲第14項記載の装置において、前記中央監視手段がマイクロプロセッサを含んでいることを特徴とする装置。16.請求の範囲第15項記載の装置において、前記マイクロプロセッサは、前記装置を検査して機能が正常であることを確認する手段を有することを特徴とする装置。17.請求の範囲第15項記載の装置において、前記マイクロプロセッサは、一定の期間にわたって、損傷に関係する信号データを分析して将来の損傷を予測するために役立つ統計的情報を提供する手段を有することを特徴とする装置。18.請求の範囲第14項記載の装置において、前記複数の検知器は、少なくとも3個あることを特徴とする装置。19.請求の範囲第18項記載の装置において、前記検知器は磁気誘導装置であることを特徴とする装置。20.請求の範囲第18項記載の装置において、前記検知器は光学装置であることを特徴とする装置。21.請求の範囲第18項記載の装置において、前記検知器は圧電変換器であることを特徴とする装置。22.請求の範囲第14項記載の装置において、前記検知器は、空中を伝搬する音響エネルギー、構造物を伝搬する音響エネルギー、または構造物を伝搬する地震エネルギーのうち少なくとも1つに応答することを特徴とする装置。23.請求の範囲第14項記載の装置において、前記強化材はポストテンションケーブルであることを特徴とする装置。24.請求の範囲第14項記載の装置において、前記強化材は、吊橋のワイヤ、鉱山のホイスト、リベット、ボルト、固定用ケーブル、止め飾り、結合ケーブルから成るグループから選択されることを特徴とする装置。25.請求の範囲第14項記載の装置において、前記検知器は、構造物を伝搬する音響エネルギーと、構造物を伝搬する地震エネルギーとに応答することを特徴とする装置。26.請求の範囲第8項または第14項に記載の装置において、該装置は、地下構造物の監視を行なうために用いられることを特徴とする装置。
IPC (3件):
G01M 19/00 ,  G01H 1/00 ,  G01H 17/00
FI (3件):
G01M 19/00 Z ,  G01H 1/00 Z ,  G01H 17/00 Z

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