特許
J-GLOBAL ID:200903082345676327

内燃機関の排ガス浄化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加古 宗男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-168925
公開番号(公開出願番号):特開平10-008950
出願日: 1996年06月28日
公開日(公表日): 1998年01月13日
要約:
【要約】【課題】 触媒に供給する炭化水素の量を実際の触媒温度分布を考慮して設定することで、窒素酸化物浄化率と燃費の双方を向上させる。【解決手段】 触媒16内部に排ガス流れ方向に温度分布が生じることを考慮し、触媒16を排ガス流れ方向にN分割して考える。そして、触媒単位量毎に触媒温度と排ガス中の窒素酸化物量を求めて、予め実験データや理論値で求められたマップデータから触媒単位量毎に触媒温度と排ガス中の窒素酸化物量に応じた炭化水素供給量を算出し、その炭化水素供給量を触媒16全体について合計して基本炭化水素供給量を算出する。更に、触媒16内に前記基本炭化水素供給量を供給したと仮定して触媒16内の炭化水素濃度分布を算出し、その算出結果に基づいて、触媒16内に供給した炭化水素の反応状態を判定し、その判定結果に応じて基本炭化水素供給量を補正し、触媒16への炭化水素供給量を決定する。
請求項(抜粋):
内燃機関の排ガス通路に設置された排ガス浄化用の触媒と、前記触媒に窒素酸化物の還元剤として炭化水素を供給する炭化水素供給手段と、触媒上流側の排ガス温度を検出する排ガス温度検出手段と、内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、機関運転状態を検出する機関運転状態検出手段と、前記触媒上流側の排ガス温度と吸入空気量と機関運転状態に基づいて触媒温度分布を算出する手段と、前記触媒上流側の排ガス温度と吸入空気量と機関運転状態に基づいて前記触媒内における排ガス中の窒素酸化物量の分布を算出する手段と、触媒温度と排ガス中の窒素酸化物量と排ガス流れ方向の触媒単位量当りの炭化水素供給量との関係を規定するマップデータを記憶する記憶手段と、排ガス流れ方向の触媒単位量毎に触媒温度と排ガス中の窒素酸化物量に応じて前記記憶手段の記憶マップデータに基づいて触媒単位量当りの炭化水素供給量を算出し、その炭化水素供給量を触媒全体について合計して基本炭化水素供給量を算出する手段と、前記基本炭化水素供給量に基づいて前記炭化水素供給手段を制御する手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の排ガス浄化装置。
FI (2件):
F01N 3/36 B ,  F01N 3/36 R

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