特許
J-GLOBAL ID:200903082365617343

内燃機関用ノック制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-053744
公開番号(公開出願番号):特開平5-256183
出願日: 1992年03月12日
公開日(公表日): 1993年10月05日
要約:
【要約】【目的】 ノック判定レベルの発散を防止することができる内燃機関用ノック制御装置を提供することにある。【構成】 マイクロコンピュータ9はノックセンサ3の信号からピーク値を検出するとともに、ピーク値とノック判定レベルとの比較によりノックの有無を判定して、ノック判定結果に応じて点火時期を制御する。さらに、マイクロコンピュータ9はノック強度値の略対数変換値の分布の標準偏差に対応した値Si、及び、ノック強度値の略対数変換値の分布の中央値VMiを検出し、Siが所定範囲内(Si<Sh)にあれば、Siと中央値VMiとに基づいてノック判定レベルV<SB>KD</SB><SB>i </SB>を作成するとともに、標準偏差に対応した値Siが所定範囲(Si<Sh)から外れると、外れた分(Si-Sh)だけ許容値Shから差し引いた値(2Sh-Si)と、中央値VMiとに基づいてノック判定レベルV<SB>KDi </SB>を作成する。
請求項(抜粋):
内燃機関のノックを検出するためのノックセンサと、前記ノックセンサの信号からノック検出のために有効なノック強度を検出するノック強度値検出手段と、前記ノック強度値検出手段によるノック強度値とノック判定レベルとの比較によりノックの有無を判定するノック判定手段と、前記ノック判定手段の判定結果に応じて点火時期あるいは空燃比等のノック制御要因を制御するノック制御手段と、前記ノック強度値の略対数変換値の分布の標準偏差に対応した値を検出する標準偏差検出手段と、前記ノック強度値の略対数変換値の分布の累積相対度数を検出する累積相対度数検出手段と、前記標準偏差検出手段による標準偏差に対応した値が許容範囲内にあれば、前記標準偏差検出手段による標準偏差に対応した値と前記累積相対度数検出手段による累積相対度数とに基づいて前記ノック判定レベルを作成する第1のノック判定レベル作成手段と、前記標準偏差検出手段による標準偏差に対応した値が許容範囲から外れると、外れた分だけ許容値から差し引いた値と、前記累積相対度数検出手段による累積相対度数とに基づいて前記ノック判定レベルを作成する第2のノック判定レベル作成手段とを備えたことを特徴とする内燃機関用ノック制御装置。

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