特許

J-GLOBAL ID：200903082369051824

送信電力制御装置

発明者： 市坪 信一
出願人/特許権者： 日本電信電話株式会社
代理人 (1件)： 草野 卓
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-236259
公開番号（公開出願番号）：特開平5-075484
出願日： 1991年09月17日
公開日（公表日）： 1993年03月26日
要約：

【要約】 (修正有)【目的】 他局への干渉を少なくし、かつ消費電力を少なくするための送信電力の制御を高速に行う。【構成】 受信レベルの変動を検出部23で検出し、所定時間内であるレベル以下になる回数が基準値を上まわると判定部24で切替えスイッチ29,31を切替え制御し、受信信号の復調出力から得た相手局の送信電力値P2と検出部16からの受信レベルV2と必要最低受信レベルVtとからP1=P2-(V2-Vt)を演算部18で演算し、そのP1を示す信号で変調部19を変調し、電力増幅器21を送信電力がP1になるように制御する。相手局も同様に制御し、このオープンループ制御により、高速度に受信レベル変動に対応して送信電力を制御できる。受信レベル変動が基準値を下まわると、切替えスイッチ29,31を制御し、受信した加減要求値αと前回の送信電力値P1′とを加算し、P1=P1′+αとし、送信電力がこのP1になるように増幅器21を制御し、β=Vt-V2を演算部28で演算し、このβを加減要求値として変調部19を変調送信する。

請求項（抜粋）：

甲局と乙局との相互無線通信方式において、相手局の送信した電波から受信品質を検出する手段と、その検出した受信品質と、上記相手局からの電波に乗せられた情報より得たその相手局の送信電力値と、通信に最低必要な受信レベル所要値とから自局の送信電力値を演算する手段と、その演算した送信電力値に自局の送信機の送信電力を制御する手段と、上記演算した送信電力値を情報として電波に乗せて相手局へ送信する手段と、を具備する送信電力制御装置。