特許
J-GLOBAL ID:200903082402242908

溶剤抽出と水素化精製法による非発ガン性芳香族炭化水素油の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-286293
公開番号(公開出願番号):特開平11-080755
出願日: 1997年09月05日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】従来より使用されているゴム用プロセスオイルと同等の性能を有し、且つ発ガン性の多環芳香族化合物を含まない、非発ガン性の安全で環境を汚さない石油系芳香族炭化水素油の製造法を提供する。【解決手段】石油の減圧蒸留残さの脱れき油から、溶剤抽出法によって芳香族炭素含有量30%以上で且つ多環芳香族化合物含有量を8%以下に抑えた抽出油を得、該抽出油を有用な非多環芳香族化合物まで過度に水素添加及び水素化分解しないマイルドな条件で更に水素化処理する事で、芳香族炭素含有量26%以上で且つ多環芳香族化合物含有量3%未満の芳香族炭化水素油を得る。【効果】こうして得られた芳香族炭化水素油は、従来より使用されてきたゴム用プロセスオイルと同等の性能を有し、且つ非発ガン性の安全性を備えており、タイヤ等多くのゴム製品の製造に適している。
請求項(抜粋):
石油系減圧蒸留残さより得られる脱れき油から、溶剤抽出処理により、ASTM D 2140 に規定される組成分析法による芳香族化合物を形成する炭素含有量30%以上、IP346試験法による多環芳香族化合物含有量8%以下の抽出油を得、該抽出油を反応温度280〜360°C、水素圧40〜90Kg/cm2、原料空間速度0.5〜3.0LHSVで水素化反応せしめる事で得られる、ASTM D 2140 に規定される芳香族化合物を形成する炭素含有量26%以上で、且つIP346試験法による多環芳香族化合物含有量3%未満の、非発ガン性の芳香族炭化水素油を製造する方法。
IPC (6件):
C10G 67/04 ,  B01J 23/28 ,  B01J 23/70 ,  C10G 21/16 ZAB ,  C10G 45/48 ,  C10G 45/50
FI (6件):
C10G 67/04 ,  B01J 23/28 M ,  B01J 23/70 M ,  C10G 21/16 ZAB ,  C10G 45/48 ,  C10G 45/50
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開昭51-028808
  • 特開昭58-008790
  • 特表平6-505524
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