特許
J-GLOBAL ID:200903082406878092

インバータ式抵抗溶接制御方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 聖孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-311335
公開番号(公開出願番号):特開平7-136776
出願日: 1993年11月17日
公開日(公表日): 1995年05月30日
要約:
【要約】[目的]偏磁現象のない正常な一次電流パルスの最大可能パルス幅を制限することなく偏磁を効果的に抑制して回路素子等の破壊を確実に防止する。[構成]基準ベクトル演算部52は、一次電流I1 の各パルスの立上がり時点t0 から所定時間Tb 経過後の時点tb における[I1 ]の変化率のベクトル(傾き)を、または時点t0 から所定時間Ta 経過後の時点ta と上記時点tb との間の区間Tcにおける[I1 ]の平均変化率のベクトル(傾き)を、基準ベクトル<Is >として求める。監視ベクトル演算部54は、上記時点tb 以後に所定の時間間隔△TP 毎に[I1 ]を高速でサンプリングして、各サンプリング点における一次電流I1 の変化率のベクトル(傾き)を監視ベクトル<IMi>として逐次求める。比較部56は、監視ベクトル<IMi> を基準ベクトル<Is >と逐次比較し、比較誤差角<θi >を逐次発生する。判定部58は、比較部56より逐次与えられる比較誤差角<θi >が設定回路38からの誤差角限界値<θM>を越えているときに偏磁検出信号MDを出力する。
請求項(抜粋):
商用交流を整流して直流にし、前記直流をインバータにより所定周波数のパルス状高周波交流に変換し、前記高周波交流を溶接トランスに通したのち整流器に通して再び直流にし、この直流を溶接電極を介して被溶接材に供給するようにしたインバータ式抵抗溶接制御方法において、前記溶接トランスの一次電流を検出する第1のステップと、前記一次電流の各パルスの前半部ないし中間部の所定の基準点または基準区間における前記一次電流の変化率または平均変化率のベクトルを基準ベクトルとして逐次求める第2のステップと、前記基準点または基準区間以後に所定の時間間隔毎に前記一次電流の変化率のベクトルを監視ベクトルとして逐次求める第3のステップと、前記監視ベクトルを前記基準ベクトルと逐次比較し、その比較誤差が所定値を越えるか否かを判定する第4のステップと、前記第4のステップの判定結果に応じて前記一次電流の各パルスの立下げを制御する第5のステップと、を有することを特徴とするインバータ式抵抗溶接制御方法。

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