特許
J-GLOBAL ID:200903082447965250

制震構造物用可変減衰装置の試験方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久門 知 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-203406
公開番号(公開出願番号):特開平9-049779
出願日: 1995年08月09日
公開日(公表日): 1997年02月18日
要約:
【要約】【課題】 可変減衰装置の動特性を容易に把握することができる可変減衰装置の試験方法を提供する。【解決手段】 建物の地震応答解析により可変減衰装置設置階の層間変位Xsと、発生すべき減衰力に対応する減衰力指令値Uを求め、試験装置制御用コンピュータ44に保管しておく。試験台40に、可変減衰装置1と加振装置としてのアクチュエータ41を固定し、可変減衰装置1のピストンロッド4とアクチュエータ41のロッド42をロードセル43を介して接続する。加振装置コントローラ45より装置部の変位指令値Xを出力し、アクチュエータ41の制御を行う。可変減衰装置コントローラ46より減衰力指令値Uを出力し、可変減衰装置1の制御を行う。ロードセル43により、可変減衰装置1に実際の発生減衰力Fを検出し、これをフィードバックして可変減衰装置1の実際の動特性を把握し、制御における設定値を決定する。
請求項(抜粋):
構造物の架構本体および耐震要素の一方に連結されるシリンダと、前記シリンダ内で往復動し、前記架構本体および耐震要素の他方に連結されるピストンロッドを備えたピストンと、前記ピストンの両側に設けられた油圧室と、前記両油圧室を連結する流路と、前記流路に設けられた流量調整弁と、前記流量調整弁の開度を制御する制御手段とを有する制震構造物用可変減衰装置の試験方法であって、試験台に固定した可変減衰装置に加振装置を接続し、構造物の振動時に前記可変減衰装置が構造物の架構本体から受けると想定される振動変位量に相当する変位量を前記加振装置によって可変減衰装置に加えるとともに、あらかじめ構造物の振動外力に対する応答解析によって決定しておいた減衰力指令値を可変減衰装置に与えて可変減衰装置を作動させ、その際の可変減衰装置の発生減衰力を測定することで、可変減衰装置の動特性を求めることを特徴とする制震構造物用可変減衰装置の試験方法。
IPC (3件):
G01M 7/02 ,  E04H 9/02 321 ,  E04H 9/02 351
FI (3件):
G01M 7/00 A ,  E04H 9/02 321 F ,  E04H 9/02 351

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