特許
J-GLOBAL ID:200903082457182416

シリアルバス拡張回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-119480
公開番号(公開出願番号):特開平11-312139
出願日: 1998年04月28日
公開日(公表日): 1999年11月09日
要約:
【要約】【課題】 シリアルバスコントローラにより制御される同一のシルアルバスシステム上に、全く同じスレーブターゲットアドレスを持つ複数のデバイスが存在する場合においても、各デバイス間でのアクセスの競合による誤動作を防止する。【解決手段】 デバイス3とデバイス5とが全く同じ固有アドレスを持つ場合でも、マイクロコントローラ2とデバイス5との間でデータ転送を行う場合、データ転送の「開始」条件を生成すると、次にスレーブターゲットアドレスとしてデバイス5の固有アドレスではなく、シリアルバス拡張回路1の固有アドレスを送出し、その後に、デバイス5のスレーブターゲットアドレスを送出する。シリアルバス拡張回路1は、I2Cバス11上にシリアルバス拡張回路1の固有アドレスを認識すると、ISCバス12上にはその次からの転送データを送出し、マイクロコントローラ2とデバイス5との間のデータ転送を確立する。
請求項(抜粋):
クロックラインとデータラインとの2つの信号線により構成されるシリアルバスを拡張するシリアルバス拡張回路において、前記シリアルバス上で、前記クロックライン上の信号と前記データライン上の信号との2つの信号を制御してデータ転送における通信手順を生成するシリアルバス制御手段と、前記シリアルバスとは独立し、前記シリアルバス制御手段により前記シリアルバスと同等に制御できる様に拡張したシリアルバスを生成するために前記シリアルバス上におけるデータ転送の開始および停止を検出するSTART/STOP条件検出手段と、拡張されるシリアルバス自体を示す固有アドレスを予め格納する自アドレス格納手段と、前記クロックラインと前記データラインとを用いて前記データライン上のデータを記憶するデータ記憶手段と、前記START/STOP条件制御手段による検出結果に基づいて前記自アドレス格納手段と前記データ記憶手段とのデータを比較するバスアクセス認証手段と、前記バスアクセス認証手段による比較結果に基づいて、前記シリアルバス制御手段に対して示す確認応答のための制御を行う拡張バス確認応答手段と、前記バスアクセス認証手段による検出結果に基づいて、前記シリアルバスのデータラインと前記拡張されるシリアルバスのデータラインとの接続もしくは非接続を制御するデータラインイネーブル制御手段と、前記バスアクセス認証手段による検出結果に基づいて、前記シリアルバスのクロックラインと前記拡張されるシリアルバスのクロックラインとの、接続もしくは非接続を制御するクロックラインイネーブル制御手段と、前記クロックラインイネーブル制御手段による制御によって、データ転送が書き込みであるか読み出しであるかを検出し、データラインの接続方向を制御するR/W制御手段と、前記クロックラインイネーブル制御手段による制御によって、前記シリアルバスのデータラインと前記拡張されるシリアルバスのデータラインとの接続方向を制御するスレーブデバイス確認応答制御手段と、前記クロックラインイネーブル制御手段による制御によって、前記シリアルバスのクロックラインと前記拡張されるシリアルバスのクロックラインとの接続を行うクロックライン接続手段と、前記拡張バス確認応答手段、前記データラインイネーブル制御手段、前記R/W制御手段及び前記スレーブデバイス確認応答制御手段の制御によって、前記シリアルバスのデータラインと前記拡張されるシリアルバスのデータラインとの接続を行うデータライン接続手段とを有することを特徴とするシリアルバス拡張回路。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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