特許
J-GLOBAL ID:200903082511601594

光散乱により特異的結合事象を検出するための光導波路法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-511040
公開番号(公開出願番号):特表平10-506190
出願日: 1995年09月20日
公開日(公表日): 1998年06月16日
要約:
【要約】導波路結合アッセイ方法は、エバネッセント波の侵入深さ内で導波路に特異的に結合したラベルにより光を散乱させ、導波路に導びいて光の散乱を検出する。導波路は透明プラスチック又はガラスであり得、結合は典型的にはオリゴヌクレオチドハイブリダイゼーション又は免疫的捕獲により行われる。光散乱ラベルはコロイド金属又は非金属を含み、金、セレン及びラテックスを含む。染料又は濃縮粒子から構成される吸光メンバーを使用して信号を強化させてもよい。リアルタイム結合及び解離を視覚的又は、CCDカメラ及びフレームグラバーソフトウェア等によるビデオ撮像によりモニターすることができる。1塩基といった少数のハイブリダイゼーションミスマッチをリアルタイム融解曲線により区別することができる。
請求項(抜粋):
流体試料中の1種以上の特異的結合分析物の存在又は量の検出方法であって、(a)(i)流体試料よりも大きい屈折率をもつ透明エレメントと、(ii)受光縁部と、(iii)エレメントの表面の複数の部位に固定された少なくとも1個の同系結合対の第1の特異的結合メンバーを含む反応表面(該反応表面の他の非部位部分には特異的結合メンバーを固定しない)とを備える導波路デバイス(ここで、前記第1の特異的結合メンバーは、所望により中間同系結合対を介して、少なくとも1種の分析物と特異的に結合することが可能である)を準備する段階と、(b)前記1種以上の分析物を含む疑いのある試料と第2の同系結合対の特異的結合メンバーに結合した光散乱ラベルとに反応表面を接触させ(ここで、該第2の同系結合対の特異的結合メンバーは、所望により中間同系結合対を介して、サンドイッチアッセイの場合には前記1種以上の分析物と特異的に結合することが可能であり、競合アッセイの場合には前記第1の同系結合対の固定化した第1の特異的結合メンバーに結合することが可能である)、試料中の分析物の量に比例して複数の部位に結合した光散乱ラベル複合体を形成する段階と、(c)導波路の内部で内部全反射を生じるのに有効な光を導波路の受光縁部に照射し、全反応表面を同時に照射する段階と、(d)散乱光が存在する場合には前記表面の各部位及び非部位部分から実質的に同時に散乱光を集光する段階と、(e)各部位の光散乱度を(i)非部位部分の光散乱度、もしくは(ii)別の部位の光散乱度、又はその両者と比較し、各部位の光散乱を該部位の固定化特異的結合メンバーに特異的な分析物の存在又は量と相関させる段階を含む前記方法。
IPC (2件):
G01N 33/543 595 ,  G01N 33/553
FI (2件):
G01N 33/543 595 ,  G01N 33/553
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特表昭58-501481
  • 特表昭58-501481

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