特許
J-GLOBAL ID:200903082513219867

誘導電動機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-092165
公開番号(公開出願番号):特開平8-289600
出願日: 1995年04月18日
公開日(公表日): 1996年11月01日
要約:
【要約】【目的】 鉄心の磁気飽和の影響やモータの製造上の寸法精度などによる励磁インダクタンスMの変動およびモータの温度変化等による2次抵抗r2 の変動の影響を受けず、常に精度良く所望の出力トルクを得る。【構成】 トルク指令値T* が所定値Trf以下の場合に、トルク電流指令i1q*とトルク電流i1qとに基づき算出されるトルク同相電圧指令Gq ・Δi1qに基づき、励磁インダクタンスMを補正する。一方、前記トルク同相電圧指令G・Δi1qに基づき、2次抵抗値r2 を補正する。この2次抵抗値r2 と磁束密度指令φ* とトルク電流指令i1q* とに基づきすべり角周波数ωs を算出し、さらに角周波数指令ωを算出する。そして、補正された励磁インダクタンスMおよび角周波数指令ωなどに基づき、磁束密度指令φ* 、トルク指令T* をモータに印加する励磁電圧指令ed*およびトルク電圧指令eq*に変換する。
請求項(抜粋):
トルク指令と磁束密度指令を入力とする誘導電動機の制御装置において、モータ電流角周波数ωを入力としてsin ωt信号およびcos ωt信号を出力する2相正弦波発生手段と、前記sin ωt信号とcos ωt信号およびモータ電流の瞬時値iu 、iv 、iwを入力として励磁電流検出値およびトルク電流検出値を出力する3相2相変換手段と、励磁電流同相電圧指令とトルク電流同相電圧指令および前記sin ωt信号とcos ωt信号を入力としてモータに印加する各相電圧指令eu 、ev 、ew を出力する2相3相変換手段と、前記磁束密度指令を励磁インダクタンスMに相当する係数で除算し、励磁電流指令に変換して出力する励磁電流指令発生手段と、前記励磁電流指令と前記励磁電流検出値を減算して励磁電流誤差を出力する第1の減算器と、前記励磁電流誤差を入力としてモータに印加する前記励磁電流同相電圧指令を出力する第1の増幅手段と、前記トルク指令を前記磁束密度指令に除算することによって得たトルク電流指令と前記トルク電流検出値を減算してトルク電流誤差を出力する第2の減算器と、前記トルク電流誤差を入力としてモータに印加する前記トルク電流同相電圧指令を出力する第2の増幅手段と、前記トルク電流指令または前記トルク指令を入力とし、モータの2次抵抗値r2 に相当する係数を乗じることによってすべり角周波数を出力する第3の増幅手段と、前記第2の増幅手段の出力値を入力とし、前記2次抵抗値r2 に相当する係数の補正値を出力する第4の増幅手段と、前記第2の増幅手段の出力値を入力とし、前記トルク指令値が所定値以下の場合のみ励磁インダクタンスMの補正値を出力する第5の増幅手段と、前記トルク指令値が所定値を越えた場合は前記第5の増幅手段の出力値を保持する保持手段とを有し、前記第3の増幅手段は、前記第4の増幅手段の出力値を入力とし、前記2次抵抗値r2 に相当する係数の補正値を修正し、前記第1の増幅手段は、前記第5の増幅手段の出力値を入力とし、前記励磁インダクタンスMに相当する係数の補正値を修正する、ことを特徴とする誘導電動機の制御装置。
IPC (2件):
H02P 21/00 ,  H02P 5/41 302
FI (2件):
H02P 5/408 H ,  H02P 5/41 302 Z
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開平2-026289
  • 特開平4-193090
  • 特開昭64-016283
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