特許
J-GLOBAL ID:200903082541944879

冷間圧延用作業ロール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-342714
公開番号(公開出願番号):特開平5-169112
出願日: 1991年12月25日
公開日(公表日): 1993年07月09日
要約:
【要約】【目的】外層材に耐摩耗性等の優れた高合金鋼を適用しても水焼入れが可能となり、高性能な冷間圧延用作業ロールを得る。【構成】外層部の厚みを胴部半径の1/3以下でロール使用層以上とし、芯材に伸び,絞りをともに10%以上もった材料を適用することで、外層部が低周波誘導加熱・水焼入れによる残留応力が圧縮応力となる範囲に入るため、耐摩耗性等に優れるが靭性の乏しい高合金鋼を外層材に適用しても低周波誘導加熱・水焼入れが破壊することなく行なえる。
請求項(抜粋):
芯材とそれに同芯的に配置された鋳型との間に形成される空隙に外層材成分から成る消耗電極を挿入し、芯材及び鋳型を円周方向に同期的に回転させながら、スラグ浴の下でエレクトロスラグ再溶解(ESR)法により消耗電極を溶解し、芯材に外層材を溶着させながら芯材の周囲に外層部を形成する回転付与ESR複合法により製造した冷間圧延用作業ロールにおいて、外層部の厚みが胴部半径の1/3以下でロール使用層厚み以上になるよう芯材及び鋳型内径を設定し、芯材に材料強度として伸び、絞りがともに10%以上の材料を適用することにより、外層材が伸び、絞りともに10%以下で水焼入れの困難な材料でも、低周波誘導加熱・水焼入れを行ない、胴部表面に70Kg/mm2 以上の圧縮残留応力をもち胴部表面硬度がHS93以上であることを特徴とする冷間圧延用作業ロール。
IPC (6件):
B21B 27/02 ,  B21B 27/00 ,  B22D 23/10 522 ,  C21D 9/38 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/34

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