特許
J-GLOBAL ID:200903082550619824

連続熱間圧延機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-161346
公開番号(公開出願番号):特開平6-000526
出願日: 1992年06月19日
公開日(公表日): 1994年01月11日
要約:
【要約】【目的】 オーバーシュートの少ない応答を実現すると共に、リカッチ方程式を数値的に解いたり、ゲインテーブルを用いたりする必要がなく、かつ、モデルの精度を維持し得る連続熱間圧延機の制御装置を得る。【構成】 設定手段70はプロセスモデルを表現する変数、圧延材の板厚目標値、圧延材のスタンド間張力目標値、板厚およびスタンド間張力の応答を指定するための変数、ならびに、板厚およびスタンド間張力の応答を調整するための変数を設定する。制御ゲイン演算手段69は設定された各変数を所定の制御ゲイン演算式に代入して制御ゲインを数値として求める。制御演算手段63〜68は演算された制御ゲインを用いて、板厚とスタンド間張力との相互干渉を小さくしながら、板厚を板厚目標値に、スタンド間張力をスタンド間張力目標値に追随させる速度指令値およびロールギャップ指令値を演算する。この場合、連続熱間圧延機はスタンド間にルーパ42〜47を備え、ルーパ電動機速度制御装置54〜59はこのルーパ高さを独立したルーパ高さ目標値に追随するようにルーパ駆動電動機の速度を制御する。
請求項(抜粋):
複数のスタンドに対応してそれぞれ圧延機駆動主電動機の速度を制御する主機速度制御装置と、ロールギャップを制御するロールギャップ制御装置とを設け、前記主機速度制御装置に対する速度指令値および前記ロールギャップ制御装置に対するロールギャップ指令値を、それぞれ圧延材の板厚およびスタンド間張力の干渉系をモデル化したプロセスモデルを用いて演算する連続熱間圧延機の制御装置であって、前記プロセスモデルを表現する変数、圧延材の板厚目標値、圧延材のスタンド間張力目標値、板厚およびスタンド間張力の応答を指定するための変数、ならびに、板厚およびスタンド間張力の応答を調整するための変数を設定する設定手段と、設定された前記各変数を所定の制御ゲイン演算式に代入して制御ゲインを数値として求める演算手段と、演算された前記制御ゲインを用いて、板厚とスタンド間張力との相互干渉を小さくしながら、板厚を前記板厚目標値に、スタンド間張力を前記スタンド間張力目標値に追随させる前記速度指令値およびロールギャップ指令値を演算する制御ゲイン演算手段と、を備えたことを特徴とする連続熱間圧延機の制御装置。
IPC (4件):
B21B 37/12 111 ,  B21B 37/12 BBH ,  G05B 13/02 ,  G05B 13/04

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