特許
J-GLOBAL ID:200903082646030090

暖房用熱交換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-031777
公開番号(公開出願番号):特開2000-229514
出願日: 1999年02月09日
公開日(公表日): 2000年08月22日
要約:
【要約】【課題】 電気発熱体から低温の熱源流体に伝熱される熱量を低減する。【解決手段】 熱源流体の通路16aの空気流れ方向長さが短い短縮チューブ16と、空間形成部材16c、16dとを直列に配置し、それらを各々3本以上隣接して並列配置し、隣接する空間形成部材16c、16dの内、中央寄りの空間形成部材の空間16bに電気発熱体9を配置することにより、電気発熱体9を配置していない空間16bを空気断熱層として機能させる。また、コルゲートフィン7のルーバ7aの開口部を空気断熱層として機能させ、電気発熱体9から短縮チューブ16内の熱源流体に伝熱される熱量を抑制する。これらの空気断熱層により、電気発熱体9の熱が低温の熱源流体に伝熱されるのを抑制して、電気発熱体9による暖房即効性を効果的に発揮させる。
請求項(抜粋):
熱源流体の流体通路を有するチューブ(6)を多数本並列配置するとともに、この多数本のチューブ(6)の間にコルゲートフィン(7)を接合することにより熱交換用コア部(3)が構成されており、この熱交換用コア部(3)の一部の部位に電気発熱体(9)を設置し、前記熱交換用コア部(3)を暖房用空気が通過する暖房用熱交換器において、前記チューブを、前記流体通路の空気流れ方向長さが前記コルゲートフィン(7)の空気流れ方向長さと略等しい第1チューブ(6)と、前記流体通路の空気流れ方向長さが前記第1チューブ(6)の流体通路の空気流れ方向長さよりも短い第2チューブ(16、26)とで構成し、内部に空間(16b、30a)を形成した空間形成部材(16c、16d、30)を、前記第2チューブ(16、26)に対して空気流れ方向に直列に配置し、この空間形成部材(16c、16d、30)および第2チューブ(16、26)を各々3本以上隣接して並列配置し、前記隣接して並列配置した空間形成部材(16c、16d、30)のうち、中央寄りの空間形成部材(16c、16d、30)の空間(16b、30a)に前記電気発熱体(9)を配置し、前記コルゲートフィン(7)のうち、前記隣接する空間形成部材(16c、16d、30)および第2チューブ(16、26)間に位置するコルゲートフィン(7)に、前記電気発熱体(9)から前記第2チューブ(16、26)内の熱源流体に伝熱される熱量を抑制する伝熱抑制部(7b、7c)を形成したことを特徴とする暖房用熱交換器。

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