特許
J-GLOBAL ID:200903082652506048

環境から目標物質を選択的に除去するための応答性ゲル及びその方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-508256
公開番号(公開出願番号):特表平10-506132
出願日: 1995年08月21日
公開日(公表日): 1998年06月16日
要約:
【要約】環境から目標物質を選択的に除去する応答性ゲルが記載される。3次元の可逆的応答性のポリマーゲルは、それらが互いに接近したとき結合部位を形成し、目標物質を結合する能力を持つ目標物質に対する少なくとも2個の結合部からなる。結合部は、環境条件の変化に対応し、可逆的な容積収縮及び膨脹を受けるように適合された応答性ポリマー成分と組み合わされる。ポリマーゲル成分は、容積膨脹の相転移閏値と異なった容積収縮相転移閾値を持つ。応答性ゲルは、ポリマーゲルが相転移閾値で収縮状態に収縮するとき、結合部位が目標物質を結合することができるように、結合部が互いにそして目標物質と充分接近するように置かれるように構築される。相転移閾値でポリマーが膨脹状態に膨脹するとき、結合部はお互いから切り離される。環境から目標物質を除去する方法も記載されており、本発明のポリマーゲルを目標物質、結合部位に対し結合親和性を持ち、そして結合部位で目標物質を結合するように、結合部が互いにそして目標物と充分に接近するように、ゲルが収縮状態に移ことを許す目標物質、と接触させる手順を含む。目標物質及び他の目標物質溶液から選ばれた目標物質を選択的に除去する方法も記載される。好ましい態様において環境条件の変更の手順は、ゲルの温度を変更することからなる。
請求項(抜粋):
(i)目標物質に対する少なくとも2個の結合部と、ここで、該少なくとも2個の結合部が互いに近接位置にきて結合部位を形成したときには、該少なくとも2個の結合部は目標物質と結合する能力があり; (ii)該少なくとも2個の結合部と結合する応答性ポリマー成分と、ここで、該応答性ポリマー成分は、環境条件の変化に応答して可逆的に容積の収縮及び膨脹を受けるように適合しているものであり、該ポリマーゲルは、膨脹の相転移閾値と異なる収縮の相転移閾値を有し、相転移閾値においてポリマーゲルが収縮状態に収縮するときには、結合部位が目標物質と結合することを許すように該少なくとも2個の結合部が互いに及び目標物質と充分に近接するとともに、該ポリマーが相転移閾値において膨脹状態に膨脹するときには、少なくとも2個の結合部が互いに及び目標物質から切り離されるように、該応答性ゲルが構築されている、 を有する3次元の可逆的応答性ポリマーゲル。
IPC (4件):
C08L101/00 ,  B01J 20/26 ,  C02F 1/28 ,  C08L 33/24
FI (4件):
C08L101/00 ,  B01J 20/26 G ,  C02F 1/28 A ,  C08L 33/24

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