特許
J-GLOBAL ID:200903082655953282

吸収式冷凍装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋元 輝雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-028093
公開番号(公開出願番号):特開平10-227539
出願日: 1997年02月12日
公開日(公表日): 1998年08月25日
要約:
【要約】【課題】 再生温度・再生圧力が異常に高くなり装置全体が安全停止を行うことを未然に防止し得る機能をもつ吸収式冷凍装置を簡便な構成で提供する。【解決手段】 吸収式冷凍装置100は蒸発器26の熱交換用配管26Bで冷水35bを得る。冷却水32aで吸収器1の冷却管1B、凝縮器23の冷却管23Aなどの所要部分を冷却する。冷水温度T1・冷却水入口温度T2・冷却水出口温度T3にもとづいて高温再生器5の加熱用燃料を燃料調整弁V7で制御する。冷却水入口温度T2が低温側制御起点値Z1よりも低い制御領域では燃料調整弁V7の最大開度Yを漸増形制御特性〔A〕とし、冷却水入口温度T2が高温側制御起点値Z2よりも高い制御領域では最大開度Yを漸減形制御特性〔B〕とする。漸増形制御特性〔A〕の傾斜度αと漸減形制御特性傾斜度βとのうちのいずれか一方または両方を冷却水出口温度T3にもとづいて変化させる。必要に応じて低温側制御起点値Z1・高温側制御起点値Z2を操作部85で変化させる。
請求項(抜粋):
冷媒蒸気・冷媒液・吸収液などを高温再生器・凝縮器・蒸発器・吸収器などを含む熱交換器類の所要部分を経由して循環することにより、前記蒸発器の内部に設けた熱交換用配管を通して冷却した水またはブラインなど(以下、冷水等という)を得るとともに、前記吸収器・凝縮器などの所要部分を冷却するための管路に冷却水を流通するようにした吸収式冷凍装置であって、少なくとも、前記冷水等の温度と、前記流通を行う前の前記冷却水の温度(以下、冷却水入口温度という)と、前記流通を行った後の前記冷却水の温度(以下、冷却水出口温度という)とを検出して得られる各温度値にもとづいて前記高温再生器の加熱量を制御する温度値対応制御手段と、前記冷却水入口温度について、低温側の制御起点とする温度値(以下、低温側制御起点値という)と、高温側の制御起点とする温度値(以下、高温側制御起点値という)とを設けるとともに、前記冷却水入口温度の値が前記低温側制御起点値よりも低い制御領域では前記加熱量の最大量の限度を前記冷却水入口温度の値の増・減に対応して漸増・漸減する漸増形制御特性とし、前記冷却水入口温度の値が前記高温側制御起点値よりも高い制御領域では前記加熱量の最大量の限度を前記冷却水入口温度の値の増・減に対応して漸減・漸増する漸減形制御特性とする最大限度制御手段と、前記漸増形制御特性の変化率と前記漸減形制御特性の変化率とのうちのいずれか一方または両方を、前記冷却水出口温度の値にもとづいて変化させる変化率可変手段とを具備することを特徴とする吸収式冷凍装置。

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