特許
J-GLOBAL ID:200903082685062242

長短繊維強化ポリオレフィン複合構造物及びそれからなる成形体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 出田 晴雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-311311
公開番号(公開出願番号):特開平10-138244
出願日: 1996年11月07日
公開日(公表日): 1998年05月26日
要約:
【要約】【課題】成形体の薄肉部の強度、引張強度及び締め付け破断トルク強度等に優れる繊維強化ポリオレフィン複合構造物を提供する。【解決手段】長短繊維強化ポリオレフィン複合構造物であって、長繊維強化ポリオレフィン構造部と短繊維強化ポリオレフィン構造部とで構成され、それらの1以上を形成するポリオレフィンが少なくとも部分的には1種以上の改質剤による改質樹脂であり、前者が長繊維強化材を引抜き成形によって基材樹脂の溶融流れ方向に略平行な整列状態で含有し、その後者が短繊維強化材を樹脂中にランダムに分散した状態で含有すると共に、両者が特定の比率で含有されている複合構造物。それから作製された各種ボルト。【効果】ボルトのネジ山の様な細密部分へも強化材入り樹脂が良好に進入した。
請求項(抜粋):
長繊維強化材、短繊維強化材及び改質ポリオレフィンを主体とする長短繊維強化ポリオレフィン複合構造物であって、該複合構造物中の長繊維強化材及び短繊維強化材をその中に分散状態で含有するポリオレフィン基材が有機シラン化合物、不飽和カルボン酸及び該不飽和ポリカルボン酸無水物から選ばれる少なくとも1種の改質剤で改質された改質ポリオレフィンであり、該長繊維強化材が引抜き成形により該改質ポリオレフィンの該溶融流れ方向に略平行に整列すると共に、そのペレット長が3〜30mm及び平均繊維径が3〜21μmの構造域を形成し、該短繊維強化材が該改質ポリオレフィン中に少なくともその一部分が改質ポリオレフィン中にランダムに分散していると共に、その平均繊維長0.1〜2mm及び平均直径3〜21μmの範囲内にある構造域を形成し、上記長短繊維強化ポリオレフィン複合構造物が改質ポリオレフィン20〜90重量%、長繊維強化材5〜76重量%、短繊維強化材0.5〜40重量%を含むと共に、それが含有する上記長繊維強化材と短繊維強化材との配合重量比が前者/後者=1/1〜19/1の範囲内にあり、長繊維強化材の重量と短繊維強化材の重量との合計量に対する改質ポリオレフィンの配合重量比が前者/後者=1/0.25〜1/9の範囲内にあることを特徴とする長短繊維強化ポリオレフィン複合構造物。
IPC (11件):
B29B 11/16 ,  B29C 70/52 ,  C08J 5/04 CES ,  C08L 23/00 ,  C08L 23/26 ,  B29K 23:00 ,  B29K105:08 ,  B29K105:12 ,  B29K309:08 ,  B29L 1:00 ,  B29L 31:10
FI (5件):
B29B 11/16 ,  C08J 5/04 CES ,  C08L 23/00 ,  C08L 23/26 ,  B29C 67/14 D
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (7件)
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