特許
J-GLOBAL ID:200903082688590460

含クロム鋼スラグの処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-000793
公開番号(公開出願番号):特開平8-188813
出願日: 1995年01月06日
公開日(公表日): 1996年07月23日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、含クロム鋼スラグの安定化・有効利用が、少量のスラグ安定剤で、しかも従来と同様の溶鋼品質で達成できる含クロム鋼スラグの処理方法を提供する。【構成】 含クロム鋼を転炉で所定の炭素濃度および温度に脱炭吹錬した後、未還元で溶鋼を出湯し、炉内にスラグを残留させたまま次ヒートの溶銑を転炉に装入し、吹酸・昇熱させつつ、溶銑中の炭素或いは副原料として投入される炭材により前ヒートで残留したクロム酸含有スラグを還元精錬し、クロム等の有価元素を回収し、還元終了後50%以上を排滓し、引き続き残りのフェロクロムを添加して吹酸脱炭する含クロム鋼のスラグ処理方法において、還元精錬に先立って或いは還元精錬中にホウ酸塩含有物質、或いは燐酸塩含有物質、或いは両者の混合物を添加し、スラグ中に完全に混合させ、還元終了後排滓して冷却する。
請求項(抜粋):
含クロム鋼を転炉で所定の炭素濃度および温度に脱炭吹錬した後、未還元で溶鋼を出湯し、炉内にスラグを残留させたまま次ヒートの溶銑を転炉に装入し、吹酸・昇熱させつつ、溶銑中の炭素或いは炭材の投入により前ヒートのスラグに残留したクロム酸を還元精錬するにあたり、還元精錬に先立って、或いは還元精錬中に、ホウ酸塩含有物質、或いは燐酸塩含有物質、或いは両者の混合物を添加し、スラグ中に完全に混合させて有価元素を還元回収し、還元終了後のスラグを50%以上排滓し、引き続きクロム含有合金を添加して吹酸脱炭と、溶鋼中に含有したホウ素或いは燐を脱ホウ素、脱燐することを特徴とする含クロム鋼スラグの処理方法。

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