特許
J-GLOBAL ID:200903082697587693

超音波組織変位計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-336642
公開番号(公開出願番号):特開平5-161647
出願日: 1991年12月19日
公開日(公表日): 1993年06月29日
要約:
【要約】【目的】 測定誤差を低減し、生体内組織の診断距離全体にわたって精度よく微小変位を計測することができる超音波組織変位計測装置を得る。【構成】 送受信器18からの超音波パルス20によりプローブ19から放射され生体22内で反射された超音波は、プローブ19を介して送受信器18で受信され、増幅器24と直交検波器25に入力される。直交検波器25で参照信号15、16と混合検波し出力された複素信号I、Qは、自己相関器34と振幅演算器35に入力される。自己相関器34で求められた自己相関結果を基に変位演算器36で生体内組織の変位δxc が演算される。振幅比較器37は振幅演算器35により演算されたエコー振幅Aが閾値Ethより小さいとき、切換信号39を出力する。これにより切換制御器38は送受信器18を制御し、次の送信周期のタイミングで送信周波数をδfだけ増減させる。この処理をエコー振幅Aが閾値Eth以上となるまで行う。
請求項(抜粋):
一定の繰り返し周期で超音波パルスを生体内に送波して生体内組織からの反射波を受波し、超音波の位相変化に基づき生体組織内の微小変位を計測する医用超音波装置において、生体内組織からの受信信号と所定の参照信号とを混合検波する直交検波手段と、この直交検波手段の出力を基に受信信号の振幅を演算する振幅演算手段と、この振幅演算手段により算出された振幅と所定の閾値とを比較する比較手段と、この比較手段による比較の結果、前記振幅演算手段により算出された振幅が前記閾値以下であったとき、前記超音波パルスの送信周波数を微小量ずらして送信する送信周波数可変手段とを具備することを特徴とする超音波組織変位計測装置。

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