特許
J-GLOBAL ID:200903082705195945

受信機及びその受信方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-166104
公開番号(公開出願番号):特開平11-017566
出願日: 1997年06月23日
公開日(公表日): 1999年01月22日
要約:
【要約】【課題】 高周波増幅器や、周波数変換器の非線形性により生じる相互変調もしくは、混変調による妨害波によって引き起こされる受信機の受信感度の効果的な抑圧方法を有する受信機及びその受信方法を提供する。【解決手段】 受信機の比較的前段に利得の制御が可能な第一の可変利得手段303を設け、さらに、基地局から送信された信号を受信し、受信信号を復調した後、受信信号のフーリエ変換を行うフーリエ変換手段313と、フーリエ変換によりスペクトラムに変換された受信信号を観測し、受信信号の周波数帯域に、相互変調もしくは、混変調による妨害波の有無を検出する検出手段314と、受信した信号を復調した後、復調した受信信号のビット誤り率を計算する誤り率計算手段315と、第一の可変利得手段303の利得の制御を行う制御手段316とを有する。
請求項(抜粋):
通信する信号のスペクトラムを広帯域に拡散するスペクトラム拡散通信方式を用いた第一の移動体通信システムと、通信する信号のスペクトラムを狭帯域のまま用いる第二の移動体通信システムとが、同一の周波数帯域に混在しているような移動体通信システムで使用される前記第一の移動体通信システムを受信する受信機において、基地局より送信された広帯域信号を受信する受信手段と、前記移動体通信システムで用いられる無線周波数帯域信号のうち、前記受信手段で受信された受信信号のうち希望波のみを通過させる帯域幅を有する第一の帯域通過ろ波手段と、前記受信機の比較的前段に設置され、利得の制御が可能な第一の可変利得手段と、前記受信機全体の雑音量を低減するために比較的大きな一定利得を有する無線周波数帯域増幅手段と、前記無線周波数帯域信号のうち希望波のみを通過させる帯域幅を有する第二の帯域通過ろ波手段と、無線周波数帯域の受信信号が入力され、無線周波数帯域の受信信号を中間周波数帯域の受信信号に変換する周波数変換手段と、該周波数変換手段に入力され、無線周波数帯域の受信信号を中間周波数帯域の受信信号に変換する際に用いられる局部信号を発振する第一局部信号発振手段と、前記周波数変換手段にて変換された中間周波数帯域の受信信号をのみを通過させ、1チャネル分の帯域幅を有する第三の帯域通過ろ波手段と、前記受信機の比較的後段に設置され、利得の制御が可能な第二の可変利得手段と、前記受信機が受信した受信信号を直交復調し且つ、中間周波数帯域の受信信号をベースバンド周波数帯の受信信号に変換する直交復調手段と、該直交復調手段にて中間周波数帯域の受信信号をベースバンド周波数帯の受信信号に変換する際に用いられる局部信号を発振する第二局部信号発振手段と、前記直交復調手段より出力される複素数成分の受信信号のフーリエ変換を行うフーリエ変換手段と、該フーリエ変換手段の変換結果を検索し、受信信号の帯域内に、相互変調もしくは、混変調による妨害波の存在の有無を検出する検出手段と、前記直交復調手段より出力されるベースバンド周波数帯の受信信号をベースバンド復調する復調手段と、該復調手段の出力の受信ビット誤り率を計算する誤り率計算手段と、前記検出手段及び、前記誤り率計算手段の出力に基づき、前記第一の可変利得手段の利得及び、前記第二の可変利得手段の利得を制御する制御手段とを具備することを特徴とする受信機。
IPC (4件):
H04B 1/10 ,  H03G 3/30 ,  H04B 7/26 ,  H04J 13/00
FI (4件):
H04B 1/10 F ,  H03G 3/30 B ,  H04B 7/26 K ,  H04J 13/00 A
引用特許:
審査官引用 (2件)

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