特許
J-GLOBAL ID:200903082707118808

疲労特性と耐結晶粒粗大化特性に優れた肌焼用圧延棒鋼およびその製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 植木 久一 ,  菅河 忠志 ,  二口 治 ,  伊藤 浩彰
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-118366
公開番号(公開出願番号):特開2006-299296
出願日: 2005年04月15日
公開日(公表日): 2006年11月02日
要約:
【課題】 浸炭深さが求められる例えばCVT用プーリー等の棒状の機械部品用素材として、浸炭や浸炭窒化処理をより短時間で行ない得るよう、従来例よりも高温で浸炭を行なった場合でも優れた結晶粒粗大化防止効果を有し、肌焼処理時の寸法歪が少なくて寸法精度に優れると共に、疲労特性に優れた肌焼部品を与える肌焼用圧延棒鋼を提供する。【解決手段】 N,Al,Nb,Ti,Caなどの含有率が特定された鋼材からなり、鋼中に酸化物系介在物としてCaO,Al2O3,SiO2の三者の複合酸化物系介在物を含み、該複合介在物のうち、組成比がCaO:5〜50%、Al2O3:5〜50%、SiO2:25〜75%であるものの個数が、全酸化物系介在物数の70%以上を占め、且つAl2O3:50%超〜100%である介在物の個数が全酸化物系介在物数に占める比率で10%以下とする。【選択図】なし
請求項(抜粋):
C:0.05〜0.30%(化学成分の場合は全て質量%を意味する、以下同じ)、 Si:0.01〜2.0%、 Mn:2.0%以下(0%を含む)、 S:0.02%以下(0%を含む)、 Cr:2.0%以下(0%を含まない)、 N:0.025%以下(0%を含まない)、 Al:0.009%以下(0%を含まない)、 O:0.0020%以下(0%を含まない)、 Ca:0.0001〜0.010% を満足すると共に、 Nb:0.01〜0.20%および/またはTi:0.01〜0.20%を含み、 残部はFeおよび不可避不純物よりなる鋼からなり、鋼中に酸化物系介在物としてCaO,Al2O3,SiO2の三者の複合介在物を含み、該酸化物系介在物のうち、組成比がCaO:5〜50%、Al2O3:5〜50%、SiO2:25〜75%である介在物の個数が、全酸化物系介在物数の70%以上を占め、且つAl2O3:50%超〜100%である介在物の個数が、全酸化物系介在物数に占める比率で10%以下であることを特徴とする、疲労特性と耐結晶粒粗大化特性に優れた肌焼用圧延棒鋼。
IPC (4件):
C22C 38/00 ,  C21D 8/06 ,  C22C 38/38 ,  C22C 38/60
FI (4件):
C22C38/00 301Y ,  C21D8/06 A ,  C22C38/38 ,  C22C38/60
Fターム (25件):
4K032AA01 ,  4K032AA02 ,  4K032AA03 ,  4K032AA04 ,  4K032AA05 ,  4K032AA08 ,  4K032AA11 ,  4K032AA12 ,  4K032AA14 ,  4K032AA16 ,  4K032AA19 ,  4K032AA21 ,  4K032AA22 ,  4K032AA26 ,  4K032AA28 ,  4K032AA29 ,  4K032AA31 ,  4K032AA32 ,  4K032AA34 ,  4K032AA35 ,  4K032AA36 ,  4K032AA39 ,  4K032AA40 ,  4K032BA02 ,  4K032CF03
引用特許:
出願人引用 (6件)
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