特許
J-GLOBAL ID:200903082752795888

MSK変調器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-331152
公開番号(公開出願番号):特開平7-193603
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】 FM多重放送において多重放送の変調を行うのに適したディジタル型のMSK変調器を提供する。【構成】 互いに直交関係にある信号E1 およびE2 の波形を、一部極性を反転させたうえでディジタルメモリ1,2に入力2値データ列(情報信号)の2シンボルタイム期間分記憶させておき、この記憶させた信号の直接の読み出し信号、および極性反転回路3および4により読み出し信号の極性を反転した信号のいずれを選択するかを、入力2値データ列の連続する2ビット間の符号の変化に対応させて信号切替回路6および7の切替状態を直前のまま、または反転させてそれぞれ取り出し、またその出力を加算回路8により加算することにより、入力2値データに対応するMSK被変調波が得られるようにした。
請求項(抜粋):
入力2値データ列によって変調されたMSK変調波を発生するMSK変調器であって、互いに直交関係にある信号E1 およびE2 を次式により定義し、E1 = cos(π/2To )t・cos ωt およびE2 = sin(π/2To )t・sin ωtただし、To は前記入力2値データ列のシンボルタイム該信号E1 およびE2 の和と差によってMSK変調波の互いに周波数が異なる信号をそれぞれ表わすものとするとき、t=0からt=To までの前記信号E1 の波形と該信号の波形に引き続きt=To からt=2To までの前記信号E1 を極性反転した信号の合わせて2シンボルタイム期間分の波形がディジタル化され記憶されている第1のディジタルメモリと、t=0からt=2To までの前記信号E2 の2シンボルタイム期間分の波形がディジタル化され記憶されている第2のディジタルメモリと、それら第1および第2のディジタルメモリからそれぞれ読み出された信号の極性を反転するために前記それぞれのディジタルメモリの信号読み出し出力端子に接続された第1および第2の極性反転回路と、前記第1のディジタルメモリの信号読み出し出力端子と前記第1の極性反転回路の出力端子とを選択的に切り替える第1の信号切替回路と、前記第2のディジタルメモリの信号読み出し出力端子と前記第2の極性反転回路の出力端子とを選択的に切り替える第2の信号切替回路と、前記第1および第2の信号切替回路の出力相互間の加算を行いMSK変調波を形成する加算回路と、2シンボルタイム期間ごとに区切られた前記入力2値データ列について、該区切られた期間内のデータの符号を相互に比較し、該符号比較の結果、符号不一致時には直前の切替状態を継続し、符号一致時には切替状態が直前の切替状態から切り替わるように前記第1の信号切替回路の切替状態の制御を行うとともに、前記区切られた期間を1シンボルタイム期間ずらして2シンボル期間ごとに区切られた前記入力2値データ列について、該区切られた期間内のデータの符号を相互に比較し、該符号比較の結果、符号不一致時には直前の切替状態を継続し、符号一致時には切替状態が直前の切替状態から切り替わるように前記第2の信号切替回路の切替状態の制御を行う切替制御回路とを具えたことを特徴とするMSK変調器。

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