特許
J-GLOBAL ID:200903082764207019

燃料電池用燃料改質器の触媒層温度制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-329189
公開番号(公開出願番号):特開平7-192742
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】燃料電池からのオフガスをその流量を制御して、燃料改質器のバーナで燃焼する燃焼熱で燃料改質器の反応管を加熱して得られる反応管内の触媒層の温度、すなわち改質ガス出口の温度制御を応答性のよい制御にするとともに、制御以外の残余のオフガスの排熱回収を行なう。【構成】燃料改質器1の反応管4内の改質ガス出口温度と炉容器2内の炉内温度との関係に基づいて、温度検出器42からの検出温度の信号が入力される触媒層温度調節器44と、炉内温度検出器43からの検出温度の信号が入力される炉内温度調節器45とをカスケード接続して流量制御弁35を制御し、改質ガス出口温度を所定温度の目標値に制御する。また、触媒燃焼器46にて残余のオフガスを燃料電池7からのオフ空気により燃焼し、その排ガスを利用して排熱回収する。
請求項(抜粋):
炭化水素系又はアルコール系の原燃料が供給される改質触媒が充填されてなる触媒層を有する反応管と、これを内蔵する炉容器と、炉容器に設けられ、燃料電池から排出されてオフガス供給系を経て供給される未使用水素を含むオフガスを所定の空燃比で燃焼させるバーナとを備え、反応管に供給される前記原燃料をバーナでの燃焼により生じた熱媒体により加熱して、水素に富むガスに改質して改質ガスを生成する燃料改質器における前記触媒層の温度をオフガス供給系から分岐し、オフガスを排出するオフガス排出系に設けられる流量制御弁により制御されるバーナへの供給オフガス量により制御する燃料電池用燃料改質器の触媒層温度制御装置において、反応管内の触媒層温度又は改質ガス出口温度を検出する温度検出器と、炉容器内の燃焼時の炉内温度又は炉壁温度を検出する炉内温度検出器と、温度検出器で検出する触媒層温度又は改質ガス出口温度と、触媒層温度又は改質ガス出口温度の所定温度の目標値とが入力され、前記検出温度と目標値との偏差に基づいて出力信号が出力される触媒層温度調節器と、この調節器からの出力信号が入力され、反応管内の触媒層温度又は改質ガス出口温度と炉内温度又は炉壁温度との関係に基づいて、前記入力される出力信号に応じて炉内温度又は炉壁温度の設定温度が定められ、炉内温度検出器での検出温度と前記設定温度との偏差から流量制御弁を制御して炉内温度又は炉壁温度を制御する炉内温度調節器とを備え、反応管内の触媒層温度又は改質ガス出口温度を触媒層温度調節器と炉内温度調節器とにより、カスケード制御したことを特徴とする燃料電池用燃料改質器の触媒層温度制御装置。

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