特許
J-GLOBAL ID:200903082775426740

X線管製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-274466
公開番号(公開出願番号):特開平11-111177
出願日: 1997年10月07日
公開日(公表日): 1999年04月23日
要約:
【要約】【課題】不所望な放電の発生を抑止して、X線管に与えるダメージおよびX線管の製造装置本体に対する損傷が生じにくいX線管の製造方法を提供する。【解決手段】この発明のX線管の製造方法によれば、X線管の排気、エージングまたは耐電圧試験等において、放電が生じた場合(B)に、X線管の陽極と陰極との間に流れる管電流を生じさせる陽極と陰極との間に印加される管電圧を遮断(C)し、次に、放電が生じた管電圧よりも低い管電圧を印加(D)し、管電流の大きさが所定値よりも少ないことを検知してX線管内の真空度が低下していないことを確認した後(E)、所定の管電圧を印加する(F)ことにより、X線管に与えるダメージを低減可能で、しかもX線管の製造装置本体に損傷が生じることを防止できる。
請求項(抜粋):
X線管の陽極と陰極に管電圧と呼ぶ高電圧を掛けながら、陰極フィラメントに通電して加熱することで発生する電子ビームが陽極に衝突するエネルギーで陽極を加熱して陽極のガスを放出させる排気、陽極に電子ビームを衝突させることで陽極の表面状態を整えるエージングあるいはX線管の耐電圧を確認する試験等において、放電発生時に遮断した前記管電圧を復帰させる際に、前記管電圧の値を、放電発生前の電圧よりも一定割合少なくし、その後前記陰極フィラメントに通電することにより流れるフィラメント電流値に対して前記陰極から前記陽極に流れる管電流値が前記放電発生前よりも少なくないことを確認し、前記管電圧値を設定値に戻すことを特徴とするX線管の製造方法。
IPC (2件):
H01J 9/44 ,  H01J 35/00
FI (2件):
H01J 9/44 A ,  H01J 35/00 Z

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