特許
J-GLOBAL ID:200903082793838010

非対称性中空糸炭素膜及びその製法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-066558
公開番号(公開出願番号):特開平5-220360
出願日: 1992年02月07日
公開日(公表日): 1993年08月31日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 従来と同程度のガス透過速度及び高い選択透過性(高い分離度)を有していると共に、極めて優れた耐溶剤性及び耐熱性を有しており、折り曲げても容易に破損又は破断することがなく脆さが改良された非対称性の中空糸炭素膜を提供する。【構成】 芳香族ポリイミドからなり極めて薄い緻密層と比較的厚い多孔質層とを有する非対称性中空糸膜6を該中空糸膜の非対称性構造が維持される高温度、および、酸素ガス雰囲気で予備熱処理して熱安定化し、次いで、その予備熱処理された中空糸膜を、500〜1500°Cであって、不活性ガスの雰囲気下で、0.3〜5秒間、部分的に炭素化処理して、伸度が2.5〜10%まで改良された非対称性中空糸炭素膜6を製造する。この中空糸炭素膜は表面の緻密層1が少なくとも炭素化されており、最内層部分(多孔質層2の最内層部分)が、ほとんど炭素化されていない。
請求項(抜粋):
芳香族ポリイミドからなる非対称性中空糸膜を部分炭素化して得られた非対称性構造を有する中空糸炭素膜であり、該中空糸炭素膜の表面の緻密層が少なくとも炭素化されており、しかも、該中空糸炭素膜の最内層部分が、実質的に炭素化されていないか、あるいは表面層の炭素化の程度に対して50%未満しか炭素化されていないものであり、さらに該中空糸炭素膜の伸度が2.5〜10%の範囲であることを特徴とする非対称性中空糸炭素膜。
IPC (4件):
B01D 71/64 ,  B01D 71/02 ,  D01F 6/74 ,  D01F 9/24

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