特許
J-GLOBAL ID:200903082870641445
再生セルロース繊維の製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-114696
公開番号(公開出願番号):特開平7-090712
出願日: 1993年05月17日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 再生セルロース系繊維を製造する、完全に亜鉛を含まないビスコース法を開発する。【構成】 ビスコース溶液を酸性ではあるが従来の紡糸浴のように亜鉛塩を含まない紡糸浴に紡糸する。紡糸浴は6.5 〜12%の硫酸、0.3 〜2.0 の硫酸アルミニウムおよび18〜26%の硫酸ナトリウムを含む、紡糸は35〜60°Cの温度で行なう。所要に応じて普通延伸および後延伸処理を実施する。得られる再生セルロース繊維は、これまで達成されなかった新規な断面、即ち「C」型断面を有する。該繊維は光沢および柔軟性が向上している。
請求項(抜粋):
レーヨン品位パルプを17.5〜18.5%の苛性ソーダ溶液に浸漬して33〜34%のセルロースと15.55 〜16.00 %の水酸化ナトリウムを含むアルカリセルロースを生成し、このアルカリセルロースを細断し、これを熟成して37〜75ボール落下秒の粘度を有する粘稠性溶液を得、アルカリセルロースを28〜33%の二硫化炭素と反応させることによりセルロースキサントゲン酸塩に転化し、このキサントゲン酸塩を希薄苛性ソーダ溶液に溶解して6〜11%セルロースおよび52〜60%苛性ソーダ/セルロース比を有するビスコース溶液を調製し、このビスコース溶液を熟成させしかる後、熟成した溶液を紡糸浴に紡糸することを含む増加した光沢および柔軟性を有し十分に発現した表皮を備えたほぼ「C」型の断面を有する再生セルロース繊維の製造方法において、前記紡糸浴が6.5 〜12%の硫酸、0.3 〜2.0 %の硫酸アルミニウム〔Al2(SO4)3 〕および18〜26%の硫酸ナトリウムを含み亜鉛を含まない紡糸浴であり、次いで紡糸フィラメントを延伸ししかる後、再生し、脱硫し、漂白し、従来法でフィラメントを仕上げて乾燥することを特徴とする再生セルロース繊維の製造方法。
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