特許
J-GLOBAL ID:200903082888060768

吸収冷温水機における冷,暖房モード切換方法、および同切換装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋本 正実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-276700
公開番号(公開出願番号):特開2001-099517
出願日: 1999年09月29日
公開日(公表日): 2001年04月13日
要約:
【要約】【課題】 臭化リチュウム吸収冷温水機の運転状態を暖房モードから冷房モードに切り換える際、吸収器8の底部に溜まっている臭化リチュウム水溶液が自己沸騰することを防止する。【解決手段】 暖房モード→冷房モード切換操作として冷温切換弁V1,V2を閉じるとともに、吸収器8の伝熱管13に冷却水(矢印c,d)を通水する際、該伝熱管13の冷却能力を、定格状態に比して小さくするように抑制する。冷却能力の抑制は、冷却水の流量を定格流量よりも小さくすることによって行なわれ得る。また、冷却水の温度を定格温度よりも高くすることによっても行なわれ得る。要するに、吸収器8の中の水蒸気を急冷することなく徐冷すれば良い。
請求項(抜粋):
臭化リチュウムの水溶液を加熱して、冷媒である水の蒸気を発生させる高温再生器と、上記高温再生器で発生した高温の水蒸気を熱源として、上記臭化リチュウム水溶液の他の一部分を加熱して水蒸気を発生せしめるとともに、上記の熱源として用いた水蒸気を降温させる低温再生器と、前記高温再生器および低温再生器で発生した水蒸気を冷却水で冷却して液化せしめる凝縮器と、凝縮器で発生した液状の水を減圧して蒸発せしめることにより、冷水から蒸発熱を奪う蒸発器と、上記蒸発器で発生した水蒸気を、「前記高温,低温再生器で生成された濃厚な臭化リチュウム水溶液」に吸収させることにより、前記の蒸発器に連通されている器内を減圧して、該蒸発器内における水の蒸発を促進する吸収器と、上記の吸収器で生成された臭化リチュウムの稀薄水溶液を、「前記高温,低温再生器で生成された高温の濃厚な臭化リチュウム水溶液」によって加熱する熱交換器と、を具備し、前記の凝縮器内で水蒸気を液化せしめたとき凝縮潜熱を受け取って昇温した冷却水を降温させる冷却タワー、および、降温させるべき冷却水を冷却タワーに送給する冷却水送給管と、降温した冷却水を前記の吸収器を経て凝縮器に還流させる冷却水戻り管、並びに、上記冷却水を循環流動させる冷却水循環ポンプを有していて冷房設備としても機能し、かつ、前記の吸収器および凝縮器に流通している冷却水の送給を停止するとともに、前記の高温,低温再生器で発生した水蒸気を前記蒸発器へ導く管路に設けられた冷温切換弁V1と、上記水蒸気が蒸発器内で凝縮して生成された液状に水を吸収器に導く管路に設けられた冷温切換弁V2とを開弁すると、上記蒸発器内で発生する凝縮熱によって該蒸発器を流通している温水が加熱されて暖房機能を果たし得るように構成された臭化リチュウム吸収冷温水機における「暖房モード運転状態」を「冷房モード運転状態」に切り換える方法において、暖房モード運転によって昇温していた吸収器内の臭化リチュウム水溶液が、冷房モード運転に移行するために降温してゆく状態に対応せしめて、上記吸収器内の水蒸気の圧力が、上記臭化リチュウム水溶液の沸騰を抑制し得る圧力よりも低くならないように、上記吸収器内の水蒸気の温度降下を制御することを特徴とする、吸収冷温水機における冷,暖房モード切換方法。
IPC (2件):
F25B 15/00 306 ,  F25B 15/00
FI (3件):
F25B 15/00 306 X ,  F25B 15/00 306 Z ,  F25B 15/00 F
Fターム (9件):
3L093AA05 ,  3L093EE22 ,  3L093GG01 ,  3L093GG02 ,  3L093HH14 ,  3L093JJ02 ,  3L093JJ06 ,  3L093KK03 ,  3L093KK05

前のページに戻る