特許
J-GLOBAL ID:200903082901422402

プラスチック廃棄物中の鉛回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須山 佐一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-042627
公開番号(公開出願番号):特開平9-234447
出願日: 1996年02月29日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【課題】 塩化ビニルのような塩素系ポリマーを含むプラスチック廃棄物を油化する際に、残渣や生成油に含まれる鉛を回収する方法を提供する。【解決手段】 本発明の鉛回収方法は、廃家電製品などから取り出されたポリ塩化ビニルを含むプラスチック廃棄物を熱分解して得られる残渣、あるいは該残渣と熱分解により生成する油から、これらに含有される鉛成分を、鉛と溶解度の大きい塩または錯体を形成する酸またはキレート剤の水溶液(場合によっては水)により抽出した後、この抽出液にアルカリを添加するとともに、二酸化炭素のような鉛と反応して炭酸塩を形成する気体を吹き込み、塩基性炭酸鉛として沈殿させ分離回収して構成される。抽出液に吹き込む気体としては、熱分解工程で、ポリ塩化ビニルに含有されているフタル酸系などの可塑剤の分解により生じる二酸化炭素を使用する。
請求項(抜粋):
塩素系ポリマーを含むプラスチック廃棄物中に含有されている鉛を回収する方法において、前記プラスチック廃棄物を熱分解して得られる残渣、あるいは該残渣および前記熱分解により生成する油から、鉛と溶解度の大きい塩または錯体を形成する酸またはキレート剤の水溶液により、鉛を抽出した後、この抽出液にアルカリを添加するとともに鉛と反応して炭酸塩を形成する気体を吹き込み、抽出された前記鉛を塩基性炭酸鉛として沈殿させて分離回収することを特徴とするプラスチック廃棄物中の鉛回収方法。
IPC (5件):
B09B 3/00 ,  A62D 3/00 ZAB ,  B09B 5/00 ,  C08J 11/12 ZAB ,  C10G 1/10 ZAB
FI (6件):
B09B 3/00 302 A ,  A62D 3/00 ZAB ,  C08J 11/12 ZAB ,  C10G 1/10 ZAB ,  B09B 3/00 304 J ,  B09B 5/00 Q

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