特許
J-GLOBAL ID:200903082908986786

錫覆平角銅線の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-031715
公開番号(公開出願番号):特開平8-199325
出願日: 1995年01月27日
公開日(公表日): 1996年08月06日
要約:
【要約】【目的】 圧延加工によって得られる錫覆平角銅線の幅方向の寸法のバラツキが従来品と比べて小さく、伸び特性に優れ、製品価値を損なう酸化変色がなく、圧延加工後の錫覆平角銅線の両耳部にヒゲ状のバリの発生がなく、また圧延加工による離脱錫粉カスの発生が少ない錫覆平角銅線の製造方法を提供する。【構成】 硬銅線母材を焼鈍加工し軟銅線母材にする焼鈍加工工程と、軟銅線母材に溶融錫めっきを施し、溶融錫めっき軟銅線材とする溶融錫めっき工程とからなる工程I;と、前記溶融錫めっき軟銅線材を減面率35%以上で伸線加工し、錫覆硬銅線材とする工程II(伸線加工工程);と、前記錫覆硬銅線材を圧延率60%以上で圧延加工し、錫覆平角硬銅線材とする圧延加工工程と、この工程により得られた錫覆平角硬銅線材を銅材が十分に再結晶するまで焼鈍加工し、錫覆平角銅線とする焼鈍加工工程とからなる工程III ;とからなる錫覆平角銅線の製造方法。
請求項(抜粋):
硬銅線母材を非酸化性ガス雰囲気の焼鈍炉中を走行させ、該硬銅線母材を軟銅線母材にする焼鈍加工工程と、前記焼鈍炉と直結し,溶融錫めっき浴表面が非酸化性ガス雰囲気中にある溶融錫めっき装置に前記軟銅線母材を導き、溶融錫めっき浴から垂直上方向に走行させて溶融錫めっきを施し、溶融錫めっき軟銅線材とする溶融錫めっき工程とからなる工程I;と、前記溶融錫めっき軟銅線材を伸線装置を用い減面率35%以上で伸線加工し、錫覆硬銅線材とする工程II(伸線加工工程);と、前記工程IIにより得られた錫覆硬銅線材を平角圧延装置を用い、圧延率60%以上で圧延加工し、錫覆平角硬銅線材とする圧延加工工程と、前記圧延加工工程により得られた錫覆平角硬銅線材を錫の溶融温度前後の焼鈍炉中を走行させ銅材が十分に再結晶するまで焼鈍加工し、錫覆平角銅線とする焼鈍加工工程とからなる工程III ;とからなることを特徴とする錫覆平角銅線の製造方法。
IPC (5件):
C23C 2/38 ,  B21F 19/00 ,  B21F 21/00 ,  C21D 9/56 102 ,  C23C 2/08

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