特許
J-GLOBAL ID:200903082909743623

コモンモードチョークコイル

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-238550
公開番号(公開出願番号):特開平8-078254
出願日: 1994年09月05日
公開日(公表日): 1996年03月22日
要約:
【要約】【目的】 電子機器等に使用するコモンモードチョークコイルにおいて、電流容量やインダクタンス値が大きく、小型で、かつ、安価な材料で自動組立が可能なコモンモードチョークコイルを提供する。【構成】 分割型磁芯11を用い、丸形導体線をめがね状に2層又は多層に成形したコイル1を用いることにより、多層巻が容易にできる構造で、かつ、コイル1の占積率が向上でき、しかも、単純な形状の分散巻なので、巻線や組立も簡単にでき、漏れ磁束が減少し磁気結合が密になる構造なので、特性も従来のチョークコイルに比べて向上し、大電流に対応できる小型のコモンモードチョークコイルが安価に供給できる。
請求項(抜粋):
2個又は複数の分割型閉磁路磁芯に、2個の導体線を巻線し、それぞれの巻線に流れる電流が閉磁路内で互いに逆向きの磁界を発生し打ち消し合う方向に巻線してなるコモンモードチョークコイルにおいて、前記導体線に断面が円形の丸形導体線を用い、この丸形導体線を近接して筒状に巻回し第1層目を形成し、さらに、前記第一層の上又は下方向に、前記第1層目の巻線の中心軸に対して同軸状で、かつ、近接して導体線を筒状に巻線して、複数層の積層構造を持つ第1の巻線部分を形成し、この第1の巻線部分の巻終わり部の先に、前記第1の巻線部分の中心軸と平行な中心軸を持ち、前記第1の巻線部分と合わせて断面がめがね状を形成するように巻線され、巻数と層数が第1の巻線部分と同じで、第1の巻線部分と対称な形状の第2の巻線部分を形成し、この第1の巻線部分と第2の巻線部分とからなるコイルを2個作製し、この2個のコイルを互いに向かい合わせ、それぞれに分割型閉磁路磁芯片を装着し、閉磁路を構成するように組み立て、このとき、同一の導体線に形成された前記第1の巻線部分と第2の巻線部分は、前記閉磁路磁芯に同一方向の磁界を発生する方向に取り付けられ、かつ、2個のコイルは、互いに向き合う状態で前記閉磁路磁芯に装着され、互いに、閉磁路磁芯に対して、逆向きの磁界が発生する方向に装着された構造を特徴とするコモンモードチョークコイル。
IPC (2件):
H01F 37/00 ,  H01F 17/06
引用特許:
審査官引用 (1件)

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