特許
J-GLOBAL ID:200903082937876272

回転速度検出装置付転がり軸受ユニット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-257939
公開番号(公開出願番号):特開平8-122350
出願日: 1994年10月24日
公開日(公表日): 1996年05月17日
要約:
【要約】【目的】 安価に製作可能で、しかもセンサ21の出力が大きな構造を得る。【構成】 車輪と共に内輪相当部材3及び回転リング22が回転すると、この回転リング22及び固定リング26内を流れる磁束の密度及び方向が変化する。この変化に応じてコイル33に惹起される電圧が、車輪の回転速度に比例した周波数で変化する。上記両リング22、26同士の間で流れる磁束は、回転円筒部24と固定円筒部29との間の広い面積を通過する。従って、これら各リング22、26内を流れる磁束の量を確保し、センサ21の出力を大きくできる。
請求項(抜粋):
使用時に回転しない固定輪と、この固定輪と同心に配置され、使用時に車輪と共に回転する回転輪と、この回転輪及び上記固定輪の互いに対向する周面に形成された軌道面と、これら各軌道面同士の間に設けられた複数の転動体と、上記回転輪に支持されてこの回転輪と共に回転する、円周方向に亙る磁気特性が交互に且つ等ピッチで変化するトーンホイールと、上記固定輪に支持されて上記トーンホイールに対向するセンサと、上記固定輪の周面と上記回転輪の周面との間の空間の開口端を塞ぐシールリングとを備えた回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いて、磁性材製で全体を円環状に造られ、上記固定輪の開口端部に嵌合固定された固定リングと、磁性材製で全体を円環状に造られ、上記回転輪の開口端部に嵌合固定された回転リングとを備え、上記トーンホイールはこの回転リングの一部に除肉部を設ける事により構成されており、この回転リングに設けられた回転円筒部と上記固定リングに設けられた固定円筒部とが直径方向に亙り第一の微小隙間を介して互いに対向しており、上記センサは、それぞれが円環状に形成されて上記固定リングに添設された永久磁石及びコイルから成り、このうちの永久磁石の着磁方向端縁は上記回転リングの一部に、この回転リングを構成する板材の厚さ方向に亙り第二の微小隙間を介して対向しており、上記シールリングは、上記固定リングと回転リングとの少なくとも一方のリングを芯材として構成されており、この一方のリングにその基端部を結合した弾性材の先端縁が、上記固定リングと回転リングとのうちの他方のリングに摺接しており、上記センサはこの弾性材の先端部の摺接部よりも上記転動体設置部分寄りに存在する事を特徴とする回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
IPC (3件):
G01P 3/488 ,  B60T 8/00 ,  F16C 41/00

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