特許
J-GLOBAL ID:200903083019138915

地熱熱水からのシリカスケール析出防止法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内田 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-094298
公開番号(公開出願番号):特開平6-304595
出願日: 1993年04月21日
公開日(公表日): 1994年11月01日
要約:
【要約】【目的】 地熱熱水とともに回収される地熱不凝縮性ガスから効率的に希硫酸を製造し、地熱熱水に添加して熱水輸送管や地下透水層におけるシリカスケールの生成を防止する方法を提供しようとするものである。【構成】 H2 S吸着塔に地熱不凝縮性ガスを相対的高圧で供給し、再生工程の吸着塔を相対的に低圧に導き、かつ、吸着塔後方からH2 Sを含まないガスを向流にパージして吸着塔前方から減容濃縮したH2 Sを回収し、H2 Sを燃焼させてSO2 を生成し、酸化触媒でSO3 に酸化し、水で吸収して希硫酸を製造し、該希硫酸を地熱熱水に添加してpHを酸性側に制御することを特徴とする地熱熱水からのシリカスケール析出防止法である。
請求項(抜粋):
H2 S選択的吸着剤を充填する吸着塔の前方より、H2 Sを含有する地熱不凝縮性ガスを相対的高圧で供給し、吸着塔後方より残ガスを系外に放出する第1工程と、第1工程終了後の吸着塔を相対的に低圧に導き、かつ、吸着塔後方から上記の残ガスを向流にパージして吸着塔前方から減容濃縮したH2 Sを回収する第2工程と、第2工程から回収されたH2 Sを空気と混合して燃焼させ、SO2 を生成する第3工程と、第3工程からのSO2 を酸化触媒でSO3 に酸化する第4工程と、第4工程からのSO3 を水と接触させてH2 SO4生成する第5工程と、第5工程で得たH2 SO4 を地熱熱水に添加して地熱熱水のpHを酸性側に制御する第6工程を有することを特徴とする地熱熱水からのシリカスケール析出防止法。
IPC (4件):
C02F 5/08 ,  B01D 53/04 ,  B01D 53/34 126 ,  C01B 17/74
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭61-257220
  • 特開平4-187207

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