特許
J-GLOBAL ID:200903083074739804

トロイダル型無段変速機の変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 尾仲 一宗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-320895
公開番号(公開出願番号):特開平7-151219
出願日: 1993年11月29日
公開日(公表日): 1995年06月13日
要約:
【要約】【目的】 この発明は、トルク伝達中にパワーローラが入力ディスク及び出力ディスクから接線力Fを受けても、パワーローラを支持するトラニオンが変位しないトロイダル型無段変速機の変速制御装置を提供する。【構成】 トラニオン4に接線力Fが作用すると、シリンダ室8bの圧力がシリンダ室8aの圧力よりも大きくなる。その圧力差によって中間スリーブ24は中立位置から左側へシフトする。中間スリーブ24は中立位置へ向けて付勢されているので、中間スリーブ24が左方向へシフトすると、中間スリーブ24を中立位置に戻そうとする付勢力fが発生する。その付勢力fは接線力Fと大きさが等しくて逆向きに作用するので、接線力Fは付勢力fによって打ち消され、結果としてトラニオン4は変位しないことになる。
請求項(抜粋):
対向して配置された入力ディスクと出力ディスク、前記両ディスクに対する傾転角度の変化に応じて前記入力ディスクの回転を無段階に変速して前記出力ディスクに伝達する一対のパワーローラ、前記パワーローラをそれぞれ回転自在に支持し且つ中立位置から傾転軸方向へ変位することによって傾転軸回りに傾転する一対のトラニオン、二つのシリンダ室を有し且つ前記トラニオンを傾転軸方向に変位させる油圧シリンダ、弁本体内で中立位置の状態で二つの前記シリンダ室を遮断し且つ中立位置から変位した状態で前記シリンダ室を油圧源とタンクとにそれぞれ連通させるスプールを備えたスプール弁、及び前記弁本体と前記スプール弁との間で摺動自在に嵌合され且つ二つの前記シリンダ室の圧力差によって軸方向にシフト可能であり且つ中立位置に向けて常時ばね力で付勢されている中間スリーブ、から構成したことを特徴とするトロイダル型無段変速機の変速制御装置。
IPC (2件):
F16H 61/00 ,  F16H 15/38
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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