特許
J-GLOBAL ID:200903083142861583

GPS受信機における衛星の組合せ決定方法及びこれを用いた衛星の組合せ決定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-060739
公開番号(公開出願番号):特開平10-253739
出願日: 1997年03月14日
公開日(公表日): 1998年09月25日
要約:
【要約】【課題】 GPS測位システムの測位精度を向上させる。【解決手段】 受信可能な衛星に仰角が大きい方から順位を与え、仰角の大きい方から当初4個の衛星を選択し、4個の衛星で決るDOPの値を求め、その値が予め設定したDOP限界値より小さければ、その衛星の組合を採用し、DOPの値が限界値より大きい場合は、仰角順位の上位から5個の衛星を選択し、この5個の衛星の組合せで求められる全てのDOPを算出し、その中から最小値を求める。最小値が限界値より大きい場合は、更に衛星の数を仰角順位の上位から6個を選択し、その組合せの全てのDOPを算出し、その中の最小値を求める。これを繰り返し最終的になるべく仰角の上位側でDOPの値が限界値以下の衛星の組合せを決定する。
請求項(抜粋):
複数の人工衛星が発信する電波を受信し、その受信位置を測定するGPS受信機において、受信可能な衛星に仰角の順番に順位を与え、その仰角の大きい方から当初4個の衛星を選択し、その組合せで求められるDOPを算出し、算出したDOPの値と予め設定したDOP限界値とを比較し、算出値がDOP限界値より小さければその衛星の組合せに決定し、算出したDOPの値がDOP限界値より大きければ上記仰角の大きい方から順番に+1した数の衛星を選択し、+1した数の衛星の組合せで求められるDOPの値を全て算出し、算出したDOPの値の最小値を求め、その最小値とDOP限界値とを比較し、最小値がDOP限界値より小であれば、その最小値を与える衛星の組合せに決定し、最小値がDOP限界値より大であれば再び上記仰角順位の大きい方から+1した数の衛星を選択し、その選択した衛星の全ての組合せに関してDOPを算出し、算出したDOPの値の最小値を求め、この最小値とDOP限界値とを比較することを繰り返して仰角順位の上位側の衛星の組合せを優先してDOPの値がDOP限界値より小さい状態を与える衛星の組合せを決定することを特徴とするGPS受信機における衛星の組合せ決定方法。

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