特許
J-GLOBAL ID:200903083158196695

リゾルベース開裂による突然変異の検出

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 初志
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-527754
公開番号(公開出願番号):特表平9-512428
出願日: 1995年04月21日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】同種の対照DNAと共にヘテロ二本鎖を形成させ、該ヘテロ二本鎖をヘテロ二本鎖内の少なくとも一個の単独の塩基対の誤対合を認識することができるリゾルベースと接触させるための、単離された被験核酸における一個又はそれ以上の突然変異を検出する方法が開示される。本発明の好適な態様において、リゾルベースはバクテリオファージ T4エンドヌクレアーゼ VIIである。
請求項(抜粋):
1.単離された対照DNAに選択的にハイブリダイズする単離された被験核酸に存在する一個又はそれ以上の突然変異を検出するための方法であって、 a)単離された被験核酸及び単離された対照DNAを、一本鎖被験核酸及び一本鎖対照DNAを形成するよう十分に個別に又は共に変性する段階、 b)該一本鎖被験核酸を該一本鎖対照DNAに、該一本鎖被験核酸と該一本鎖対照DNAとの間でヘテロ二本鎖が形成されるよう十分にアニール化させる段階、 c)リゾルベースがヘテロ二本鎖に一個又はそれ以上の開裂を生じさせる条件の下で、該ヘテロ二本鎖を該ヘテロ二本鎖における少なくとも一個の単独の塩基の誤対合を認識することのできるリゾルベースに接触させる段階、及び d)該被験核酸における一個又はそれ以上の突然変異の存在の指標として一個又はそれ以上の開裂を検出する段階、を含む方法。2.リゾルベースがバクテリオファージ又は真核細胞のリゾルベースである、請求の範囲1の方法。3.バクテリオファージリゾルベースがバクテリオファージ T4 エンドヌクレアーゼ VII又はバクテリオファージ T7 エンドヌクレアーゼ Iである、請求の範囲2の方法。4.真核細胞のリゾルベースがサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)から単離されるものである、請求の範囲2の方法。5.サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)のリゾルベースがEndo X1、Endo X2、又はEndo X3のリゾルベースのうちのいずれかである、請求の範囲4の方法。6.単離された対照DNAに選択的にハイブリダイズする単離された被験DNAにおける一個又はそれ以上の突然変異を検出するための方法であって、 a)単離された被験DNA及び単離された対照DNAを、一本鎖被験DNA及び一本鎖対照DNAが形成されるよう十分に個別に又は共に変性する段階、 b)該一本鎖被験DNAを該一本鎖対照DNAに、該一本鎖被験DNAと該一本鎖対照DNAとの間でヘテロ二本鎖が形成されるよう十分にアニール化させる段階、 c)エンドヌクレアーゼがヘテロ二本鎖における一個又はそれ以上のDNAの誤対合を認識し、かつヘテロ二本鎖に一個又はそれ以上のDNA開裂を生じさせる条件の下で、該ヘテロ二本鎖をバクテリオファージ T4 エンドヌクレアーゼVIIに接触させる段階、及び d)該被験DNAにおける一個又はそれ以上の突然変異の存在の指標としてDNAの開裂を検出する段階、を含む方法。7.被験核酸が真核細胞、真正細菌細胞、バクテリオファージ、DNAウイルス、又はRNAウイルスのうちのいずれか一つから単離される、請求の範囲1又は6の方法。8.対照DNAが段階(c)の前又は後のいずれかにおいて少なくとも一個の検出用物質で標識される、請求の範囲1又は6の方法。9.対照DNAが段階(c)の前に5’未端のみにおいて標識される、請求の範囲8の方法。10.対照DNAが制限酵素断片である、請求の範囲1又は6の方法。11.対照DNAがPCR増幅法によって製造される、請求の範囲1又は6の方法。12.ヘテロ二本鎖が5’末端で固体支持体に結合している、請求の範囲1又は6の方法。13.被験DNAが100ヌクレオチド又は100ヌクレオチド以上の長さである、請求の範囲1又は6の方法。14.段階(c)がDNAリガーゼの存在下で行われる、請求の範囲1又は6の方法。15.ヘテロ二本鎖が段階(c)の後でDNAリガーゼと接触させられる、請求の範囲1又は6の方法。
IPC (3件):
C12Q 1/68 ,  G01N 33/50 ,  C12N 15/09
FI (3件):
C12Q 1/68 ,  G01N 33/50 P ,  C12N 15/00 A
引用文献:
審査官引用 (3件)

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